フルリモートワークをしているWeb系のエンジニアです。
この記事では、アーロンチェアで有名なハーマンミラー社のミラ2を実際に購入した筆者がレビューをしていきます。
かれこれ3年ほど座っていますが、体を痛めたことは一度もありませんし、座ることに対してストレスになったことはありません。
ハーマンミラー社のセイルチェアにも座ったことがあるので、そちらとの比較も少し書いていきます。
今後のことを考えた投資・・・と思って高級イスに手を出したのですが、控えめに言って神。
デスクワークがより好きになりましたし、仕事にもより集中できるように
正直人生で一番良い買い物になったかもしれません。
【ミラ2チェアのレビュー】最大の特徴はなに?
ミラ2の最大の特徴は、「動かせるパーツが滅茶苦茶多いこと」です。
10箇所あって、これはミラ2より高価なアーロンチェア(7箇所)よりも多いです。
- 上下昇降(ガス圧式)
- 座面の奥行き調整
- リクライニングの範囲設定
- リクライニングの硬さ調節
- ランバーサポート高さと奥行き
- アームの高さ調節
- アーム幅調節
- アーム奥行調節
- アーム角度調節
- 前傾チルト設定
これらを調節することによって、「自分だけにあう」イスへとカスタマイズすることが可能です。
ここが通常の椅子との最大の違い。
自分にフィットする椅子を作り上げることができます。
特にアームの部分は自由自在です。
アームについては、まず付け根の部分で高さを調節できます。
それだけでなく、下からアームを見れば分かるように幅・奥行・角度も調整できます。
前後にはオレンジ色の範囲を、内側外側には黄色の範囲で動かせます!
かなりの微調節が可能で、肘置きにもできますね。
腕の重さを軽減することができるので、肩が凝りにくくなります。
無理のない姿勢で仕事ができるから、集中力も続くし、負担がないから全く痛くならない!
ミラ2チェアに実際に座ってみた感想
そんなミラ2チェアに実際に座ってみて、他のイスとは大きな違いがあったので解説していきます。
ミラ2チェアに長時間座っても疲れない
ここが最大のポイントなのですが、本当に8時間座っていても疲れません。
他のイスだとなんだか居心地が悪くなってくるし、最悪お尻のあたりが痛くなってくる。
ミラ2チェアは8時間後でも痛みが全くなくて、仕事終わりでもスッと立ち上がれます。
理由としては、調節によってシャキッと座れるようになっているから。
特にランバーサポートという部分で、腰をフィットさせることができるので、そこがかなり効いています。
レバーを下に下げるほど、支える強さが強くなります。
写真右のほうが背中側(左側)に部品が近づいていて、押し込む強さが変わっているのが分かると思います。
この調節でピッタリ合う場所にスポット腰がはまる感覚があり、背骨のS字に合わせてフィットしてくれます。
そのおかげで常に綺麗な姿勢で座ることができます。
フィットさせたら、そこが正解の姿勢になっちゃうので、足を組むことも少なくなりました。
この背骨のフィット感は他の椅子では味わえません。
座っていて、常に楽な姿勢でいられます。
しかも、骨盤が安定するから腰痛にもなりにくい。
ここが最大の決め手。
安いイスに座り続けて将来腰痛になって治療費で数万+時間も失うのなら、最初から高級なイスを買った方がマシと思って購入を決定。
ミラ2チェアは蒸れることがないから、ストレスなくずっと座っていられる
自分がアトピーということもあって、イスに長時間座っていると必ずももの裏のあたりが痒くなって最悪なのですが、ミラ2だとそれが無いのがかなりうれしいです。
座椅子の部分の素材が通気性抜群で(というか透けてるレベルやし)、蒸れて痒くなることが無くなりました。
かれこれ3年座っていますが、夏場でも太もも裏がべたべたするなということはありません。
背もたれの部分も葉脈のように穴が開いているので、熱がこもらないので快適です。
経験上、数万円のイスでも蒸れることなくずっと座っていられるイスはほぼありません。
もし同じ悩みを抱えている方がいればミラ2チェアで解決します。
前傾チルト設定で前傾姿勢にできる
前傾チルト設定というものがあり、イスをそのまま前に傾ける(座面と背もたれが傾く)ことができます。
リクライニングした状態で、レバーを下げるとその状態にできるので、座ったまま切り替え可能なので操作も簡単。
この状態だと、前傾姿勢でも綺麗な背骨のラインで座ることができるので、腰への負担も下げることができます。
私はPCを触るのが大半なのであまり使いませんが、絵を描く人など、書き込むことが多い人は前傾チルト機能は必須だと思います。
ジョジョやルフィの作者(漫画家)も前傾チルト機能があるイスを使っているようです。
やはり仕事で同じ体勢を取り続けるとなると、なんらかの対策は必須ですよね。
ミラ2チェアは保証期間が長い
14万円もするイスなんだから、保証期間は長くないとリスクが・・・
と考えちゃいますが、このイスの保証期間は12年あります。
聞いた事ねーよ12年の保証期間て。
ただし、ガス圧シリンダーの部分は2年保証なので、その点は注意。
頻繁に高さは変えないから、ガス圧シリンダーは時に気にしてませんが。
そのため、壊れたらどうしよう・・・みたいな恐怖で高いお金を出せない、みたいなことはないと思います!
ミラ2チェアのここが残念!デメリットももちろんある
そんなミラ2にもデメリットがあります。
とはいえ、これといった致命的なデメリットはなく、2点だけ。
ミラ2チェアにはヘッドレストはつかない
こればっかりはどうしようもなくて、ゲーミングチェアみたいに頭の部分も支えて欲しい!
という人には向いてないかなと思います。
一応社外で非公式の取り付けパーツの商品があったりするのですが、ミラ2で・・・となると見つからない。(探せなかったのでそもそもなさそう。)
とはいえ、リモートワーク用に買う!という人はヘッドレストが無くても問題ないと思います。
ミラ2チェアにほこりがたまっていく
通気性が抜群なのはいいのですが、その穴を通ってほこりが下側へたまっていきます。
おそらく、ズボンとイスがすれて衣類のカス(?)がたまっている気がします。
ズボンが痛むわけではないですが…。
定期的に掃除をすれば問題ないのですが、黒色以外だと見た目問題に発展するかと思います。
ミラ2チェアには白色のカラーもあるので、もし明るめのカラーを選ぶ場合は注意が必要です。
小柄だとミラ2の座高が高くて足が届かない
ミラ2の座高が高く、たぶん身長170cmくらいないと足が届かないかな・・・という感じです。
ミラ2チェアの座高は45cm~56cmです。
はい、私は届きませんでした。短足すぎ・・・。
このデメリットは、足置きを買うことで解決します。
クッションじゃないので汚れてもウェットティッシュとかで拭いたら綺麗になりますし、正直踏み台の方がオススメ。
以前は、クッション性のよくある足置きを使っていたのですが、幅が狭くて足を肩幅まで開けなくて困っていました。また、洗えると言っても内部にまでゴミが詰まるし正直そこも困っていました。
机の高さによっても変わってくると思いますので、あなたの環境に合わせて考えてみてください。
なお、イス自体の横幅などのサイズ感については162cmと小柄な私でも問題なくフィットしました。
セイルチェアとミラ2チェアの比較
ハーマンミラー社から発売されているイスで、ミラ2チェアよりも安価なセイルチェアというイスもあります。
安いセイルチェアと悩んでいる人もいるのではないかなと思います。
こちらにも長期的に座ったことがあるので、違いを紹介します。
ミラ2とセイルチェアの大きな違いは腰回りのフィット感・蒸れやすさかなと感じます。
ミラ2の方がより腰にフィットする感じがあり、正しい姿勢をより維持しやすいかなと思いました。
また、ミラ2の方が圧倒的に蒸れませんね。セイルチェアは蒸れに敏感な人だとちょっと嫌かも。
自分は肌が弱いこともあり、セイルチェアに座りっぱなしで仕事は蒸れでかゆくなります・・・。
また、ミラ2には背中の素材が柔らかいという特徴もあって、身体の動きに合わせて柔軟に座面や背もたれが変化してくれる特徴があります。
そのため、机の上に大きく資料を広げて仕事をする方や、L字デスクで作業をしているという人にとっては特に、ミラ2の方がより良いフィット感を感じれそうです。
ミラ2チェアを購入するならどこがお得?
ミラ2を購入するのなら、アーロンチェア正規販売店のアーロンチェアの庄文堂で買うのがお得です。
理由は以下の通り。
- 正規販売店であることがすぐに分かる
- 対応も良く、質問への返信も速い
- 学生・教職員なら学割が効く
日本ではここだけで、割引率については商品ごとに異なるのでお問い合わせくださいとのこと
やはり高価な買い物になるので、オンラインで購入するとなると故障や修理の事を考えても信頼できるところに頼みたいですよね。
アーロンチェアの庄文堂であれば、創業1936年の歴史のある企業ですし、心配なら電話での確認も可能です!
実際にここでネット注文して購入しましたが、対応がかなり親切で良い買い物ができたなと思っています!
具体的には、他のどのショップよりも対応に「人」が出ててよかったです。
日本のサイトなので安心できますし、分かりやすいですし、対応も丁寧で良い感じです。
ミラ2チェアは生涯の相棒で決定!
ミラ2はこれからデスクワークをしていく上での生涯の相棒になることでしょう。
リモートワークにおいて、仕事の環境を整えることは成果に直結するので、環境の見直しは大事です。
その中でも特にイスは大きな効果をもたらすので、イスの検討は一番最初にしておきたいです。
数万のイスとは比べ物にならない座りごこちでして、8時間仕事をしても体の疲れが全然ないですからね。
特に腰や背中の支え、蒸れない設計なのが本当に良いですね。
この部分が数万円の椅子との大きな違いです。
仕事で疲れるのは当たり前のことですが、ちょっとでも疲れないようになったら最高じゃないですか?
なおかつ集中力もアップしますし、その分効率もよくなります。
ブログ執筆中も座ることになるので、PCの前に座るのが好きなったのはデカい!
ハーマンミラー社から出ている商品ではアーロンチェアが一番人気ですが、20万近くするので、さすがに手が出せないという人も多いかと思います。
そんな人は、それよりも優しめの値段のミラ2チェアの購入はオススメです。
めっちゃ高いけど、十数万円の価値ある?と聞かれたら、私なら「価値あり!」と答えます。
腰痛のリスク回避+仕事中ずっと座っていてもストレスフリーな時点で大金を出す価値はあります。
アーロンチェアの庄文堂での購入が信頼できるショップかつ納品も速いのでオススメです。
繰り返しになりますが、人生で一番買ってよかったものだと自信をもって言える商品でした!