Androidのデバイスを探すに対応!MiLiのMiCardをレビュー!ワイヤレス充電が可能

本サイトのコンテンツには、プロモーションが含まれている場合があります。

Androidのデバイスを探すに対応!MiLiのMiCardをレビュー!ワイヤレス充電が可能

モノを紛失したときに役立つエアタグと呼ばれる商品には、カード型のものがあります。

主に財布に入れる用として重宝しますが、カバンに入れても容量を取らずに最適。

iOS対応のものは数多くありますが、Android対応のものはほとんどありませんでした。

iOS対応の物をAndroidで使う場合、「Bluetooth圏内から離れたら音が鳴る」とか、「Bluetooth圏内に限り音を鳴らせる」みたいな使い道しかありませんでした。

しかし、AndroidでもGoogleの「デバイスを探す」というサービスに対応したカード型のスマートタグが発売されました。

今回は、Googleの「デバイスに探す」に対応したMiLiのMiCardをレビューしていきます。

キーホルダー型は以下の記事で紹介中

Androidのデバイスを探すに対応!MiLiのエアタグをレビュー! Androidのデバイスを探すに対応!MiLiのエアタグをレビュー! Androidのデバイスを探すに対応したMiLiのエアタグをレビューします。これまでAndroidに完全対応したエアタグはありませんでしたが、ついに出ました。安価で機能も良くて文句なしです。

MiLiのカード型スマートタグMiCardの概要

MiLiのカード型スマートタグMiCardの概要
同梱物
  • 本体
  • ストラップ
  • 説明書
  • アフターサービス保証のお問い合わせ先

大きさは以下の通り。

MiCardの横幅
横:7.8cm
MiCardの高さ
縦:5.0cm

免許証よりも小さいサイズになっているので、財布に入ることも間違いなしです。

免許証の上に載せても、一回り小さいサイズでした。

MiCardと免許証の比較
MiCardと免許証の比較

厚みは2.5mmとなっています。

MiCardの厚み
厚さ2.5mm

当然ですが、財布にも問題なく入りました。

Micardは財布に入れても問題なく使える

MiLiのMiCardの初期設定

表面の電源ボタンを1回押すと電源がつきます。

その状態でBluetoothをONにして、「デバイスを探す」のアプリを立ち上げれば、ペアリングに進めます。

MiCardのペアリング
MiCardとのペアリング完了

接続画面が出てこなくても、スマホの設定画面から強制的に接続させることも可能です。(説明書に書かれています)

スマホの設定画面から、Googleサービスと設定を開く
Googleの設定を開く

すべてのサービス > デバイスをタップ
デバイスを探す
付近のデバイスのスキャンをONにして待機
付近のデバイスをスキャン

ペアリングをすれば、リストから削除するまで他のスマホとのペアリングは不可能になるので、落として奪われてもセキュリティ面では問題なしです。

リストに追加されたMiCard(名前変更も可能)をタップすれば、Buletoothで接続されているので現在のマップと共に位置が表示されています。

MiCard接続後のイメージ
マップ部分は画像加工によるイメージ

ちなみに、位置はかなり正確でした。

ワイヤレス充電も可能

カード型スマートタグは色々な充電方法があります。

  • 使い切り型(3年程度で使えなくなる)
  • 電池型(分厚くなりがち)
  • 充電型(ソーラー、付属の充電器、ワイヤレス充電など)

一長一短ありますが、繰り返し使える方が嬉しいのは間違いありません。

MiLiのMiCardはワイヤレス充電に対応しており、約6ヵ月充電が持ちます。

MiCardを充電中
充電中は赤くランプが光る

ワイヤレス充電器自体は付属していないので注意が必要ですが、繰り返し使用できるのは助かります。

▼コスパの良いワイヤレス充電器

MiLiのMiCardを使った紛失物の探し方

モノを紛失したときの探し方は2通り。

  • Bluetooth圏内→内臓スピーカーで音で特定
  • Bluetooth圏外→「デバイスを探す」アプリで追跡

それぞれ解説していきます。

MiLiのMiCardは音を鳴らせる

Bluetooth圏内であれば、音を鳴らせます。

以下が音を鳴らしているときの映像です。(音が出る動画です)

財布に入れているときはこんな感じ。(音が出る動画です)

意外と音は小さめなので、賑やかな場所だとそこそこ苦労しそうです。

ただ、財布に入れていても同じ部屋なら余裕で気づけるだけの音量が出ているなとは感じました。

カード型なら大抵財布やバッグに入れているでしょうし、見つけるのも簡単でしょう。

MiLiのMiCardはGoogleの「デバイスを探す」に対応

Googleの「デバイスを探す」の仕組みは以下の通り。(AppleのFind Myも同じような仕組み)

デバイスを探すで位置を特定する仕組み
  • 落としたスマートタグはBluetooth信号を発信している
  • 他人のデバイス(Android限定。スマホやスマートウォッチなど)が落としたスマートタグの付近を通ってこの信号を受信したとき、位置情報を暗号化された形でクラウドサーバーに送信する
  • 受信した位置情報はスマートタグの所有者だけが確認できる
  • 他人のデバイスがスマートタグの所有者を知ることはできない

つまり、Androidユーザーが知らぬ間に協力し合って、紛失したエアタグの位置情報を所有者だけにお知らせするという仕組みです。

maipyon
maipyon

GPS信号を常に出しているわけではないので注意。

協力者となるAndroidユーザーが周りにいて初めて位置の特定が可能です。

MiLiのMiCardで紛失した場合をシミュレーションしてみた

実際に検証として、MiLiのMiCardで紛失した場合を想定してシミュレーションしてみました。

maipyon
maipyon

実際に外出してMiCardを置いてきて検証しました。

スマホとMiLiのMiCardを一緒に持ち出している場合

スマホとMiCardを一緒に持ち出していれば、位置は更新されていきます。

そのため、基本落とした場所周辺の位置情報が最後に記録された状態になると言えそうです。

スマホとMiCardを持ち出して落とした場合
イメージはこんな感じ

ここまでの情報があれば、(大抵財布とかに入っているでしょうし)比較的簡単に探せるかと思います。

MiCardだけを持ち出している場合

MiCardを入れた財布だけを持ち出している場合、他のAndroidユーザーによる協力が必要です。

「家にスマホを置いて、MiCardを入れた財布だけを持ち出している場合」を想定します。
もしくは、「最後に紛失した場所から、何者かによって動かされた場合」も同じです。

最後にMiCardがスマホと通信した場所は(スマホが置いてある)家になるので、位置は自宅を指し示します。

MiCardの位置は自宅になる

こうなった場合、MiCardの近くを他のAndroidユーザーが通ってくれるのを待つしかありません。

近くをAndroidユーザーが通ってくれた場合、位置情報が更新されます。

MiCard接続後のイメージ
位置情報と共に最終検知時間が更新される

どうやらエアタグはどの製品も電池の消費を抑えるために、一定の間隔でBluetooth通信を発しているらしく、そのタイミングで近くに他ユーザーがいる場合に更新されるようです。

通信間隔はどこにも記載されていませんでしたが、おそらく5分間隔あたりではないかと考えています。
常に通信を行っているわけではないので注意が必要そうです。

紛失としてマークすると、近くを通りがかった人に連絡ができる

紛失した際に、アプリから「紛失としてマーク」することもできます。

紛失としてマークすると、

  • メッセージ(40文字まで)
  • メールアドレス(紐づけているGoogleアカウントのメールアドレス)
  • 電話番号(入力は自由)

のいずれかを近くを通りがかった人のスマホ画面に表示させることができます。

MiCardを紛失としてマーク

設定した場合、その後近くを通りがかった人のスマホには突然以下のように表示されます。(「詳細」はGoogleのヘルプに飛ぶ)

紛失時に近くを通りかかった人に表示されるメッセージ
メッセージのみ設定してみた

このメッセージが表示された方が優しい方であれば、ここに記載されたメッセージに従って行動してくれたり、メールや電話で連絡をくれたりします。

カード自体のQRコードを読み込むことで連絡先の表示も可能

MiCardの裏面
QR部分は画像編集で少し消しています

MiCard独自の機能なのですが、カード裏面に記載されているQRコードを読み込むことで連絡先の表示も可能になっています。

専用のアプリ「MiCard APP」を使用することで、連絡先の編集が可能です。

maipyon
maipyon

連絡先を設定するだけの、ミニマルな機能のアプリでした。

設定した後で、QRを読み込む or NFC機能で読み取ると、連絡先が表示されます。

全て設定する必要はないので、メッセージ部分だけでも設定するのがいいかなと思います。

MiCardを読み込んだ際の画面
maipyon
maipyon

読み込んだらブラウザ上で連絡先が表示されます。
そのため、読み込む側のユーザーに特別なアプリは不要です。

スキャンしてくれる人がいれば、こちら側の連絡先は簡単に提示できます。

また、「Save Contact」をすれば、連絡先(電話アプリの「連絡先」部分)に登録も可能です。

電話帳にも即登録可能
vcfファイルがDLされるので、それ経由でインポートする仕組み

この機能はデジタル名刺機能としての活用を想定されているようですが、普通に紛失した時にも使えそうです。

MiLiのMiCardを実際に使ってみて良かった点

MiLiのMiCardを実際に使ってみて良かった点

MiLiのMiCardを実際に使ってみて良かった点を紹介していきます。

カード型のスマートタグが安く使える

Googleの「デバイスを探す」に対応したスマートタグが数えるほどしかない状況で、カード型となると、さらに数が少ないです。

Googleではない専用のアプリで探すものなら沢山ありますが、位置情報関係のアプリなのでちょっと信頼性が心配。

他にあるとすればPepple Beeのものですが、サイズや価格的にMiCardの方が良いのかなと感じました。


MiLi MiCard

Pebblebee
大きさ‎50 mm x 80 mm x 2.5 mm54 mm x 85 mm x 2.8 mm
バッテリー4~6ヵ月18ヶ月
充電方法ワイヤレス充電付属の専用コード
裏の端子に磁力でくっつく
重量21.2g15g
価格 Amazonで見る Amazonで見る

価格は1,500円ほどMiCardの方が安いですし、バッテリーの好み次第でもあるかもしれません。

maipyon
maipyon

専用コードで充電系は、ずっとコードを持っておくのがデメリット。
自分にそういうタイプは向いてないかなと判断しました。

財布に入れても問題なく使える

Micardは財布に入れても問題なく使える

財布に入れると厚みもあってギチギチになるのでは?と心配していましたが、問題なくスッと入りました。

カード型を購入するときの不安として「入ってもパツパツだったら嫌」というのがあると思うのですが、問題なかったです。

また、冒頭でお見せしたように、財布に入れていても音は問題なく聞こえます。

家の中で財布やカバンを良く紛失する人にも良さそうです。

MiLiのMiCardを実際に使ってみて残念だった点

次に、実際に使ってみて残念だった点を紹介します。

デジタル名刺機能はぶっちゃけ不要

NFCやQRコードをスキャンすることで閲覧できるデジタル名刺機能ですが、不要かなと感じました。

確かに紛失したときにQRコードを読み取ってもらえたらありがたいなとは思うのですが、そこまでしてもらえるともあまり思えません。

MiCardの裏面
SCAN ME IF FOUNDとは書いてあるけど

QRはまだあっても良いなとは思いましたが、NFCは完全にデジタル名刺用の機能。

この機能を無くしてもう少し安くなった方が嬉しかったかなと感じました。

maipyon
maipyon

面白いとは思いますし、連絡先に即追加できるので使える人は使えるかもしれませんが…

ワイヤレス充電器はついてない

繰り返しにはなりますが、ワイヤレス充電器が付属でついていないので、単品では電池切れに対応できないのはデメリットです。

といっても、MiCardは他社と比較しても安めなので、ワイヤレス充電器をプラスで購入してもそこまで痛手になりません。

頻繁にスマホを触る人は、これを機にワイヤレス充電器も同時購入するのもアリかも。

▼コスパの良いワイヤレス充電器

Androidでもカード型スマートタグを使って財布の紛失対策をしよう

Android対応のスマートタグがカード型でもようやく登場しました。

必要十分な機能を兼ね備えつつも、手を出しやすい価格ですし、財布に1つ入れる程度ならアリかなと思います。

見た目もシンプルでかっこいいですし、ワイヤレス充電で繰り返し使えるのも魅力的。

キーホルダー型のものと使い勝手はほぼ同じなので、使い分けながら活用しましょう!

Androidのデバイスを探すに対応!MiLiのエアタグをレビュー! Androidのデバイスを探すに対応!MiLiのエアタグをレビュー! Androidのデバイスを探すに対応したMiLiのエアタグをレビューします。これまでAndroidに完全対応したエアタグはありませんでしたが、ついに出ました。安価で機能も良くて文句なしです。