SOUNDPEATSのSpaceというヘッドホンは、コスパも高いと評判です。
ただ、実際にはどうなの?音質や使い勝手はどう?
と気になる人も多いと思います。
今回の記事では、SOUNDPEATS様よりヘッドホンを提供いただいたので、忖度なしで実機レビューしていきます!
結論としては、1万円以下で色々な機能が付いている高品質ヘッドホンが欲しいという方に特にオススメです。

機能も盛りだくさんなので、1つ1つ紹介していきます!

SOUNDPEATS Spaceの外観をチェック

早速パッケージを開封するとこんな感じ。

- SOUNDPEATS Space本体
- 充電用ケーブル
- AUXケーブル(125cm)
- 説明書・サポートアプリの説明書
使用する上で必要なものは全て揃っています。
外観はこんな感じ。


カラーは「ブラック」「ホワイト」「イエロー」の3種類から選べます。
触ってみると分かる通りプラスチック素材なのですが、遠目ではなかなか分からない高級な質感です。

デザイン性も良く、多くの人に似合うヘッドホンではないでしょうか。

ワイヤレスヘッドホンなので、充電式となっています。
充電端子はType-Cと最新のスマホを使っている人ならスマホの充電ケーブルと同じにできるのが良い点。
かつ、123時間の充電の持ちなので、1日2時間としても2ヵ月ほどもちます。
主な特徴は以下の通り。
- ハイブリッド型アクティブノイズキャンセリングを搭載、最大35dbのノイズ低減が可能
- 40mmダイナミックドライバーを搭載、質感のある繊細なサウンド
- 人間工学に基づいた軽量デザイン。心地よくフィットし、側圧も軽く、長時間でも快適に使える
- 折り畳みとサイズ調整が可能。持ち運びに便利
- 最大123時間連続再生可能、さらに有線も対応
機能も山ほどありますし、付け心地やサポートアプリなんかもあるので、実際に使ってみたレビューをしていきます!
SOUNDPEATS Spaceの音質レビュー
まずは気になる音質から。
高音も低音も調整次第!音の解像度が上がった
初期設定では若干高音の方が聞こえて、低音が弱いなと感じました。
ただ、後述するアプリでバランス調整ができ、それで低音の迫力を出すことも可能です。

個人的には、初期設定で十分でした!
音質も良く、特に音の解像度が上がった感覚があったのが良かったです。
この曲、裏でこんな音も鳴ってたんだ!みたいな感覚ですね。
音楽体験が向上します。
没入感が高い
ヘッドホンあるあるではありますが、圧倒的な没入感を感じました。
ノイズキャンセリング機能と併用しつつ音楽を聴けるため、より音楽に集中しやすい環境になります。
側圧が軽いにも関わらず、耳の装着部分に低反発素材が使用されているので音漏れの心配も少ないですし、没入感も上がっています。
総じて、この価格帯でこれだけの機能と音質なのはかなり凄いことだと思います。
音楽体験が全然違ったので思わず声が出たほど。
SOUNDPEATS Spaceの機能を詳細にレビュー

SOUNDPEATSには、様々な機能が盛りだくさんです。
正直、この価格帯でこれだけの機能が盛り込まれていてかつ音質も良いならコスパが高いと言わざるを得ません。

機能を1つずつ紹介していきます!
ノイズキャンセリング機能
SOUNDPEATSのSpaceはノイズキャンセリング機能も付いています。
-35dBの消音効果ということですが、実際にやってみたところ、確かに静かになりました。

周りの音の吸収力が上がったような感覚でした。
音は聞こえるけど、図書館で聞こえる音みたいな感覚に近いかも。
大きなノイズカット効果は望めず、「うるさいから静かにしたい」という目的には不向きですが、音楽への没入感は増加します。
効果としては、この価格帯であれば問題ないのではないかと感じました。
「周りがうるさいからどうにかしたい」という目的の、ノイズキャンセリングに重点を置く人は別の商品の方が良いかもしれません。
外音取り込み機能について
外音取り込み機能をONにすることで、ヘッドホンをしたまま人との会話も可能となります。
周りの音も良く聞こえるので、話しかけられても気づかないということはなさそうです。
ONにすると常にサーというノイズが入るので、適切な環境で使うべきかなと思います。
ただ、自分が喋るときは違和感があるので、ここは慣れかと思います。

自分が喋ると滅茶苦茶気持ち悪い、という感じでもありませんでした。
サポートアプリで音の設定が可能
アプリの主な機能は以下の通り。
- アダプティブイコライザー
聴力テストを行い、パーソナル化した専用のイコライザーを作成 - イコライザー
低音強化や高音強化など、自分の好きなようにカスタマイズ可能。プリセットもあります。 - ノイズキャンセリング設定
あり、なし、外音取り込み の3種類 - ゲームモード(低遅延モード)のON/OFF
- マルチポイントのON/OFF(機能の詳細は後述します)
実際のアプリ画面はこんな感じ。

イコライザーについては、自分でカスタマイズもできるし、以下のプリセットから選択も可能です。


また、イコライザーに関連しない機能はヘッドホンのボタン操作でも可能です。

ANCボタン | 電源ボタン | +ボタン | -ボタン | |
---|---|---|---|---|
1回押す | モード切替 ・ノイズキャンセリングON ・外音取り込み ・ノーマルモード | 再生/停止 | 音量UP | 音量DOWN |
2回押す | ー | 端末の音声アシスタント (Siri/Google) を起動 | ー | ー |
3回押す | ー | ゲームモード (低遅延モード) | ー | ー |
長押し | ー | 3s長押し:電源ON 5s長押し:電源OFF | 1s長押し:曲送り | 1s長押し:曲戻し |
主要な機能はヘッドホン本体を操作で網羅されており、個人的には大満足でした。

デメリットとして、Bluetooth接続中は自動電源OFF機能がないことでしょうか。(機器との接続がなければ5分でOFF)
充電したら自動で電源はOFFになるので、手動で電源を落とすのを忘れがちな人は充電をルーティン化させるのがオススメです。
マルチポイント機能で複数機器からの音声も聞ける
マルチポイントとは、あらかじめ2つの機器を登録しておけば、Bluetooth切り替えなしで音の割り込みが可能という機能。
図解すると以下の通り。

この機能を使えば、音楽を聴きつつ、通知音にも気づけるということが出来ます。
また、常に音楽を聴いている状態でも、スマホで動画を見ると自動で割り込んでくるといった感じ。
実際にやってみると、以下のようになりました。
- PC(機器A)に接続
- スマホ(機器B)に接続
- PCで音楽を鳴らす
- スマホで音楽を鳴らすと、PCの再生が自動で止まり、スマホでの再生が優先される
- PCの再生を再度実行すると、スマホでの再生が止まり、PCでの再生が優先される
といった感じ。
通知がガンガン来る人には不向きですが、たまに来る通知を見逃したくない!という方にとっては手放せない機能かなと思います!
ゲームモード(低遅延モード)について
ゲームモードをONにすれば、65msの低遅延になります。
音ゲーなど、音のタイミングがシビアなものでは問題がありますが、そうでもない限りゲームモードをONにしていれば普通にゲームができます。
OFFの状態でも違和感を感じるほどではなく、音にシビアなゲームでなければOFFにしても大丈夫でした。
また、遅延を感じたくない人はAUXケーブルで繋いでしまえばいいので安心です。
マイクの性能について
Spaceにはマイクも内蔵されており、通話をすることも可能です。
詳細な操作方法は省略しますが、ヘッドホンのボタンを使って「電話を受ける/切る」「着信拒否」「通話切り替え」が可能です。
マイク音声は以下の通りです。
あまり良い音質とは言えませんが、聞き取りに困るほどではありませんでした。
AUXケーブルで繋いだ時の挙動
付属品のAUXケーブルでSpaceを繋ぐと、自動で電源OFF状態となります。
この状態でも使える機能は変わらず、ノイズキャンセリングや外音取り込み機能も使えます。

有線接続の利点は、充電の必要がないこと。
充電が無くなっていても有線接続ならば使用できるとのことです。
そのため、
- 外出時はワイヤレス状態で使用
- 家で使う場合は有線接続で使用
とすることも可能です。
ノイズキャンセリングなどの機能を使うと充電の減りがどうしても早くなるというのがデメリットですが、これなら対策できますね。
外出先で充電が無くなった時でも安心です。

SOUNDPEATS Spaceの付け心地は?
Spaceの付け心地はとても良かったです。
軽くて、圧力も低めなのでストレスなく使用できました。
SOUNDPEATS Spaceの重さを実際に測定

重量は軽く、頭にずっと付けていてもストレスは特にありません。
耳当て部分が90度くらい曲がるので、折りたたんでコンパクトにできるのも良いポイント。
折りたたんだ状態だと、直径約17cmの円に収まる感じです。
厚みに関しては、10cm程度でした。
収納袋が同梱されていないのは残念ですが、以下の商品ならサイズ的にも余裕で入りそうでした。


袋じゃなくてケースがいいという方は、こちらのケースなら入りそうでした。
(一番長くなる部分を計測して)ヘッドホンの高さが21cm、横幅が19cm、厚みが5.5cmです。
機能も相まって、外出先で使うことがしっかりと考えられているヘッドホンだなと感じます。
SOUNDPEATS Spaceの付け心地はどう?
側圧も低めで、耳に触れる部分は低反発素材で柔らかいのでストレスなく使用できます。
柔らかいためか、メガネを付けたままヘッドホンをしても他製品より気になりませんでした。
だからといってずり落ちるようなこともなく、気になる点は全くありませんでした。

3時間ほどつけっぱなしにしましたが、痛くなったりはしませんでした。
SOUNDPEATS Spaceはどんな人に向いてる?

SOUNDPEATS Spaceは、以下の人にオススメできます。
- 1万円以下の良コスパのヘッドホンが欲しい人
- 機能が多めにあるヘッドホンが欲しい人
- 外出先でよく使う人
- ノイズキャンセリング機能に重きを置く人
- 音質にこだわる人(音質沼にハマっている人)
操作感も簡単ですし、ある程度ならノイズキャンセリングも可能です。
音質も良く、イコライザーで自分好みにカスタマイズすることもでき、欠点らしい欠点がありません。
特に外出用として特化している機能が多いため、通勤や通学で使う方におすすめできるかなと思います。
個人的にはあまり外出することはないのですが、家でもAUXケーブルで有線接続すれば充電要らずで使い倒せるので、こういう方にも便利です。
ということで、特に欠点らしい欠点がなく、万人受けするヘッドホンかなと思います!
外出時のヘッドホンをお探しの方も、家でコスパ良く音楽体験を向上させたい方も、どちらにもオススメできる良いヘッドホンなので後悔はしないかなと思います!