34インチウルトラワイドモニターを使って3年。
使用していく中で、後悔したことはありません。

こんにちわ。maipyon(@maipyon8)です。
色々な後悔ポイントは挙げられていますが、運よくどれにも該当しませんでした。
しかし、ウルトラワイドモニターは以下のような後悔するポイントが多い商品であることも事実。
- 画質
- モニターまでの距離
- サイズ感
- 使用時の痛み
- 使い勝手
これらを事前に考えて、クリアしたからこそ「買ってよかった!」と胸を張って言えています。
本記事では、実際にウルトラワイドモニターを3年使用して分かった、購入前に後悔しないようにするためのポイントを紹介していきます。
購入前に気をつければどうにかなるポイントがほとんどなので、それをクリアできれば後悔することはないかなと考えています。
▼私が使用しているモニターの後継機は以下の通りです。(使用中のP3421Wは生産停止)
ウルトラワイドモニターで後悔しないための4つのチェックポイント
ウルトラワイドモニターを購入する際に気にすべきポイントを書いていきます。
dpi(ピクセル密度)で画質を比較
大きいモニターを購入する際は、「4K」などの画質ではなく、「dpi」という値を見るようにしましょう。
- 4Kの34インチモニター
- 4Kの27インチモニター
上記を比較すると、4Kの27インチモニターの方が綺麗に見えます。
なぜかというと、モニターの大きさが変わってもピクセル数が同じ(3840 × 2160)なため。
つまり、小さい画面にドットがより敷き詰められている方が綺麗に見えるというわけ。
例えば27インチのフルHDモニターのdpiは81dpiですが、34インチのQHD画質も81dpi。
QHDで画質ええやん!と飛びつかないように注意が必要です。
dpiは100を超えていれば綺麗かなと思います!
実際の見え方が気になる方は、以下の記事も参考にしてください。
ウルトラワイドモニターを購入するなら湾曲モニターにすべき
ウルトラワイドモニターを購入する際は、湾曲モニターをおすすめします。
やはり端は見づらく、さらに目までの距離も変わってしまうともっと見づらくなります。
見た目の問題だけでなく、端を見るときに目のピントがいちいち変わるのは結構しんどいです。
湾曲モニターであれば、端は見づらいとしても目が疲れるという事はありません。
ただ、デザイン系の仕事をしている人は湾曲によってずれが生じる恐れがあるので、用途次第でもあります。

それでも目が疲れる人は、モニターライトを検討するのがおすすめ。こ
れで目の疲れがマジで消えました。

ウルトラワイドモニターの設置スペースとサイズ感をシミュレーション
置いた時のサイズもよく考えましょう。
私の場合は34インチディスプレイを120cmの机に置きました。

これ以上大きくなると、サイズオーバーな感じが出るんじゃないかなと思います。
私の机は奥行き55cm。
34インチでもギリギリの距離感でしたが、意外と違和感なく使えました。
距離に関して違和感がなかったのは、以下の要因があるのではと考えています。
- 大抵ウィンドウを左右分割して使うため、視点を左右に移動させるため
- 大きな1画面で作業する際、多くのWebページは左右に余白ができるため
- 映像を見る際は、イスを引いてみればいいだけ
左右分割時は以下のように、片方だけに集中して見ます。

1画面の場合は、中央を注視します。

最後に映像を見るときは、イスを引いて遠くから見ることもできるので特に問題はなさそうでした。
そのため、画面がデカいからと言って、机の大きさを深く気にする必要はなさそうです。
映像は余白ができるので注意
ウルトラワイドモニターは、アスペクトが21:9となっています。
通常のモニターが16:9なため、映像を見ようとしても高さが同じなので、結局左右に余白ができます。
分かりやすいように、真っ白な映像を見ると以下のような感じ。

ウルトラワイドモニターでデカデカと映画鑑賞したい!という理由で購入を検討している方は考え直した方がよさそうです。
一応対応している映像もあるにはあるのですが、一握りなのであまり期待しない方がいいです。
それなら、通常のアスペクト比の4Kモニターの方が満足度が高いかもしれません。
ウルトラワイドモニターはいらないのか?→仕事次第では有用
個人的には、仕事効率が上がったため、ウルトラワイドモニターで良かった!と感じることが多いです。
34インチならば、ウィンドウを左右においても、一般的なウィンドウサイズで扱うことができます。
仕事でプログラムを書く際は、ウィンドウを左右において、かつエディタ内で2分割するのですが、これを27インチでやろうものなら見にくいです。

右側のプログラムの折り返しがすぐ来るので、目がうろうろしてしまうんですよね。

ウルトラワイドモニターの方が、プログラムの折り返しがほぼ無いのでスッと頭に入ってきます。
どちらもフォントサイズは同じにして比較してみましたが、ウルトラワイドモニターの方が改行も少なく、圧倒的にプログラムの理解速度が上がります。
他にも、複数のソフトを立ち上げておいてこまめに小窓化したり小さいウィンドウで立ち上げて見つつ作業する必要がある人は、27インチだと狭いと感じるかなと思います。
ただ、仕事内容が2分割で余裕なものであれば、27インチで問題ないでしょう。
例えばブログを27インチモニターで書く際は、左に参考資料、右で執筆としても問題なく使えます。
そのため、もしウルトラワイドか一般的な27インチかで悩んでいる人は、作業内容次第かなと思います。
デュアルモニターとの違いは?
ここまで聞くと、「デュアルモニターでもいいのでは?」という意見も出てくるはず。
個人的には、
- 真ん中に区切りがないので、作業領域を自由にカスタマイズしやすい
- モニター1つで済むので管理が楽
という面で、ウルトラワイドモニターの方が良かったなと思っています。
例えば机で作業をする際に、大きな机1つと、中くらいの机2つ(間は離す)だとどちらが作業しやすいか考えると分かりやすいかなと。
中くらいの机2つだと、「机の枠からはみ出る」みたいな事が起きやすいかなと思います。
大抵の人は、机をくっつけたくなるのではないかなと。
ウルトラワイドなら、広い領域を自由に使えるのが本当に便利で、煩わしさもないです。
PCは最小化ができたりするのでこの例えは完璧ではないですが、あくまで作業をするために購入を検討している方は考えてみてください。
ウルトラワイドモニターに関するよくある質問
- ウルトラワイドだと首や目が疲れやすい?
- 推奨視聴距離は「画面高さの1.5~2.5倍」ですが、実際はウィンドウ分割時に片側だけ注視したり、映像時はイスを引いて見るので、首痛や視界の歪みはほとんど感じませんでした。
34インチより上だと、首は痛くなるかもしれません。
- 効率はどれくらい良くなった?
- ノートPCからだと、倍以上。そう考えると、元は取りやすいなと感じました。
- モニターアームは必須?
- モニターアームはなくても問題ありませんが、付属のスタンドは大きいものがほとんどです。
- 34インチより上はオススメできる?
- 2画面分割なら34インチで十分。それ以上は首が痛くなる可能性が高い。
画面を追加するとしても、ウルトラワイドモニター下にモバイルモニターを設置する方向の方が見やすそう。
- 映像視聴がメインならどのモニターがベスト?
- 21:9の余白を気にせず映画を大迫力で見たいなら、16:9の4Kモニター(例:27~32インチ)がおすすめ。ウルトラワイドは作業向け。
▼4Kモニターならこれがオススメ

ウルトラワイドモニターは落とし穴の多い商品なので気を付けよう
- 画質ではなくdpiで考える
- 湾曲モニターにする
- サイズを考える
- 映像は余白ができることを知っておく
個人的にはデュアルディスプレイよりも使い勝手がいいですし、作業もしやすくて大満足です。
ただ、画質が粗くなったりサイズがデカすぎたと後悔する人も多いので、注意して購入してみてください。