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サンコーのネッククーラーSlimをレビュー|酷暑のイライラを抑えられるが注意点も

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サンコーのネッククーラーSlimをレビュー|酷暑のイライラを抑えられるが注意点も

今年はあまりにも暑過ぎるので、涼しくなれるアイテムを探していました。

よく見かけるのはハンディファンや、凍らせて首に巻くタイプのアイテム。

しかし、ハンディファンは持つのが面倒&熱風吹き付けで暑いし、凍らせるタイプはすぐ効果が切れます。

そんな中注目したのがネッククーラー

ペルチェ冷却という、電気を使って冷やすシステム。

これなら電源を入れたら即冷えて、電力が続く限り冷却力を維持できます。

ネッククーラーは数多くありますが、サンコーのネッククーラーは専用バッテリーが別売されているということもあり購入しました。

本記事では、サンコーのネッククーラーのメリット・デメリットを紹介しつつ、実際使ってみてどれくらい暑さに耐えられるのか?を紹介していきます。

サンコーのネッククーラーSlimの特徴・外観

サンコー ネッククーラーSlimの同梱品
同梱品
  • 本体
  • 専用バッテリー
  • 説明書
  • 充電用ケーブル(USB-A to USB-C)

両サイドのアルミニウムの部分が通電すると冷えるという商品。

サンコーのネッククーラーSlim
金属板はアルミ。アレルギーの方は注意

涼しくなるのは両サイドのアルミニウムの2ポイント。

この部分が丁度首の太い血管に当たるので、結構効果があります。

ネッククーラーSlimを着用
つけたらこんな感じ

先端部分は伸びるので、首回りが約37~50cmの方にフィットするようになっています。

ネッククーラーSlimの伸びる前
ネッククーラーSlimの伸びたあと

また、重量は専用バッテリー合わせて210gとかなり軽め。

ネッククーラーSlimの重量
本体が136g、バッテリーが74gの合計210g

重くて気になるという方はいないのではないでしょうか。

そもそものサイズ感も手のひらサイズですし、充電切れなどしてもカバンに入れやすいサイズかと思います。

運用モードは「強」「弱」「ゆらぎ」の3種類。

ゆらぎは強・弱が数十秒ごとに交互に変化するモードで、冷たさを感じやすいです。

ネッククーラーSlimの電源
長押しでON/OFF。ボタンを押すたびにモード切替

給電方法について

給電方法は以下の3種類あります。

  • 専用バッテリー
  • モバイルバッテリー
  • アダプタから直接給電

ケーブルレスで使うなら、専用バッテリーでの運用が基本になります。

専用バッテリーの充電時間は約4時間、強モードで1時間運用できます。

これでは足りない、という方は、モバイルバッテリーから給電する方法が使えます。

別売りのモバイルバッテリーから給電すれば、10,000mAhなら強モードで5時間運用可能です。

また、充電アダプタから直接給電して使用もでき、家の中で使い続けることも可能です。

充電しながらの運用は不可

気を付けたいのが、専用バッテリーを充電しつつ運用するのは不可能という事。
モバイルバッテリー接続時は、モバイルバッテリーの充電を使う→専用バッテリーの充電を使うという順になっています。

サイズ最小:幅130 × 高さ45 × 奥行80(mm)
最大:幅160 × 高さ45 × 奥行160(mm)
重さ本体:約140g 専用バッテリー:約80g
電源専用バッテリー(3.7V / 2000mAh / リチウムイオン)
冷却プレート温度目安強:外気温より-10℃~-17℃
弱:外気温より-4℃~-8.5℃
ケーブル長全長約120cm
使用時間専用バッテリー:強で約1時間、弱で約2時間
モバイルバッテリー(別売):強で約5時間15分、弱で約10時間30分
※モバイルバッテリーは10,000mAh使用時
専用バッテリー充電時間約4時間
防塵防水等級IP33
材質本体:ABS 冷却プレート:アルミ

サンコーのネッククーラーを他バージョンと比較

サンコーから発売されているネッククーラーは多くの種類があり、購入も悩みがち。

現在販売が確認できたもののみをピックアップして比較表を作成しました。


ネッククーラーSlim

ネッククーラーポケット

ネッククーラーEvo

ネッククーラーNeo
発売年2022年2025年2021年2020年
最大冷却温度外気温 -17℃外気温 -14℃外気温 -15℃外気温 -15℃
重量220g180g200g150g
(本体のみ)
電源内蔵バッテリー内蔵バッテリー内蔵バッテリーモバイルバッテリー
からの給電
モバイルバッテリー
からの給電
連続使用時間
(強モード)
約1時間約1.5時間約1.5時間モバイルバッテリー
次第
連続使用時間
(弱モード)
約2時間約2.5時間約2時間モバイルバッテリー
次第
専用バッテリー
の別売
備考スリムデザイン
首周りのフィット感も◎
今回の購入品
最新式
よりスリムデザインで、軽量設計
ベーシックな商品モバイルバッテリー専用
タイプの商品
価格 Amazonで確認 楽天市場で確認 Amazonで確認 Amazonで確認

新発売のポケットが軽くて良さそうですが、専用バッテリーが別売りされていないのが残念。

そのため、Slimを選択しました。

maipyon
maipyon

バッテリーがへたれても長く使えそうですしね。
モバイルバッテリーを使ってもいいですが、荷物が増えるのでできれば専用バッテリーを使いたい。

Slimの別売りの専用バッテリーであれば、ファン付きなのでより涼しくできます。

ファンは内側、つまり首側に向いているので髪が絡む心配も少ないかと。

逆に、バッテリーがへたったら買い替えるので問題ない!バッテリーを追加する気も全くないという人は最新式のPOCKETでもいいかなと思います。

実際にネッククーラーSlimを使ってみて分かったメリット

実際にネッククーラーSlimを使ってみて分かったメリット

実際に炎天下で使用して分かったメリットや感想をお伝えしていきます。

瞬間的に冷えて、効果も持続する

2秒で冷えると書かれていて、「嘘くせぇ…」と思ったのですが、本当に2秒で冷えます。

首の部分がひんやりしてかなり気持ちいいです。

電気を使って冷やすシステムなので、効果も持続します。

ネックリングは最初はいいけど、10分くらいでぬるくなってあまり効果が感じられなくなる一方で、ネッククーラーはずっと効果を感じられます。

ネックリングの持続性に悩んでいる方にはピッタリかなと思います。

暑さによるイライラを抑えられる

体の中が熱いけど、熱が外に逃げていかなくてなんだかイライラする・・・みたいな状況を緩和できるなと感じました。

例えるなら、冷えた缶ジュースをずっと首に当てている感覚です。

かつ、それがぬるくならない。

冷えた缶ジュースを首に当ててもどうにもならない状況ももちろん存在します。

しかし、日陰で電車を待っている間やひとやすみしている間の快適度は全然違うなと感じました。

汗も出てくるのですが、結構抑えられているなとも感じました。

頸動脈の部分を冷やせるので、ジトーっと汗が出てくるのを抑えられるので、不快感が全然違いました。

装着感も良い

装着感もストレスがなくていい感じでした。

まず、軽いです。装着しても全然気になりません。

ネッククーラーは他にも沢山あるのですが、Amazonでざっとみた感じでは、300g〜500gがほとんど。

動いても外れることはなく、激しく動いたとしてもズレる程度かな?と思います。

結構ホールド力は高めだと感じました。

排熱ファンの音が若干しますが、通勤通学中なら気にならないかなといったところ。

maipyon
maipyon

外で使うなら、外の環境音の方がうるさいので全く気になりません。
家の中で使ってもうるさいとは感じませんでした。

ハンディファンと同じくらいの音じゃないかなとは思います。

どうしても、という人はノイズキャンセリングイヤホンなどで対策はできるかと思います。

なお、排熱は先端部分の黒い穴のところから出ていますが、熱風が首に吹き付けてダメ…みたいなこともありません。

ネッククーラーSlimの伸びる前
排熱は感じにくいので問題なし

また、首との接点は濡れるものの、ビシャビシャになって首を伝わってくるということもありませんでした。

別売のバッテリーへ交換が可能

専用バッテリーのみの購入ができるのは他の商品にはない大きなメリットかなと思います。

充電可能回数は300回と説明書に書かれていたので、意外と短命。

専用バッテリー部分は外せる仕様になっています。

ネッククーラーSlimはバッテリーの取り外し可能

モバイルバッテリーに繋げば長時間駆動できますが、コードとか嫌だなぁという人はバッテリーを追加購入して、2つのバッテリーを交互に使っていくという案も。

サンコーは日本企業なので、その点で考えても安心できるかと思います。

サンコーのネッククーラーのシリーズは110万台以上出荷されているみたいですし、信頼性も高いかと。

ネッククーラーはバッテリー駆動型ばかりですが、暑いところで使うということもあり、日本企業以外は強くおすすめできません…。

maipyon
maipyon

もちろん、どんな商品でも置き場所に気を付ける必要はあります。
バッテリーの発火事件をよくSNSで見かけますよね…。

実際に使ってみて分かったデメリット

逆に、使ってみないと分からなかったデメリットもありました。

注意点もありますので、しっかり目を通してもらえたらと思います。

充電アダプタはついていない&古いアダプタでないと充電不可かも

ネッククーラーSlimの充電

付属品は充電ケーブルのみで、充電アダプタはついていません。

「スマホの充電器使えばいいよね」と思っていたのですが、バッテリーの充電ができませんでした。

家にある充電器を差し込んでも、ランプがつきません。(5種類ほど試したがダメ)

色々検証してみた結果、「PD給電」「Quick Charge」などの急速充電規格に対応した商品だと使えなさそうです。

おそらく、この商品が5Vの電圧しか受け付けていないためかと思います。

maipyon
maipyon

説明書では、5V/2A以上の出力が出るものをご使用ください、とは書かれていましたが…。

最近の充電器は、「出力:5.0V=3.0A/9.0V=2.0A/12.0V=1.5A」みたいな仕様になっており、複数の選択肢から自動で最適な電圧・電流を選びます。

充電器側は9V=2Aが最適だ!と判断するわけですが、商品側はそれで充電できないわけですね。

そのため、必然的に充電アダプタおよびモバイルバッテリーは昔のものを選ぶ必要があります。

例えば以下の商品だと、5V固定なので使えるかと思います。

我が家でも、5V=◯Aの表記だけされている古めの(安物の?)アダプタしか使えませんでした。

モバイルバッテリーを使う時も、以下のような5V固定の商品が良いかと思います。

上記商品は、USB-Aが5V固定なので、付属のUSB-Aのコードを使えば扱えるかと思います。

かなり残念な仕様ですが、最悪パソコンのUSB-Aポートは5V固定なので、家中探せば何かしら充電できる手段はあるはずです。

これで暑さに対して無敵!とはならない

サンコーのネッククーラーを使っても、今年の夏は無敵だぜ!!とはなりません。

すでにお伝えしましたが、「冷えた缶ジュースを首に当てている感覚」が続くものの、それではどうにもならない場面は多々あります。

直射日光は普通に熱いですし、汗もかきます。ずいぶんマシにはなりますが。

そもそも汗をかく設計

そもそも、汗をかかないのは危険なので多少は汗をかける設計にしているとのことです。

不快感を軽減するという目的ではかなりアリなのですが、快適に外で作業するという目的では服自体が冷えるようなタイプの商品の方がいいかと思います。

バッテリー駆動だと長時間は使えない

どこまで長時間を求めるか次第ですが、強にすると約1時間。

実際にやってみて、「揺らぎ」モードにして1時間20分程度で、「強」だとピッタリ1時間で電池切れとなりました。(個体差・環境差はあるかも)

maipyon
maipyon

「弱」モードだと1時間50分程度。
ただ、酷暑すぎて外だと揺らぎモード以上じゃないと大きな効果を感じられなさそうです。

メインの使用を通勤・通学に絞れば問題なさそうですが、それでも足りないという人はいるかと思います。

また、専用バッテリーの充電時間も約4時間とかなり長時間かかります。

長時間使用・頻繁な使用を考えると、モバイルバッテリーでの駆動をメインに考えた方がいいのかなと思います。

モバイルバッテリーを繋ぎっぱなしの状態だと、モバイルバッテリー側の電力から消費するので、モバイルバッテリーの残量だけ気にしておけばOKです。

maipyon
maipyon

使用時間に応じて、専用バッテリー専用バッテリー2台運用か、モバイルバッテリーでの運用か選ぶのも良いかと思います。

ちょっとした外出のストレスを激減できる良アイテム

実際に使ってみて、充電周りのデメリットは結構大きいなと感じました。

とはいえ、私自身1時間運用できれば結構満足できる生活をしていることもあり、デメリットはあまり感じません。

ネッククーラーSlimが向いているなと感じたのは、やはり通勤・通学時やちょっとした外出時。

ハンズフリーのメリットが発揮できますし、継続時間的にも向いているかなと思います。

逆に、屋外作業用として購入するのにはちょっと向いていないのかなと感じました。

継続時間が足りないのと、直射日光には勝てないので、服自体が冷えるような商品を購入した方がいいのかなと思います。

ネッククーラー自体人を選ぶモノだとは思いますが、ネッククーラー商品の中では手の出しやすい価格なのは良いところだなと感じます。

私はちょっとした外出や通勤で使うので、暑さによるイライラがかなり緩和されたので最高でした。