毎日使っているスマホの充電ケーブルが頻繁に絡まってストレスという人は多いと思います。
すぐ絡まるし、全然ほどけないし、見た目は最悪だし。
私も、スマホの購入時に一緒についてくるようなケーブルを使っており、見た目もきれいじゃないし癖も強いし嫌だなと感じていました。
でも、絡まないケーブルってどれくらいの効果があるの?
わざわざ買い換えるほどのメリットはある?
など、気になることは多いと思いますので、人気のケーブルを3つ比較して絡まないケーブルがどれくらいすごいのかを調べてみました。
今回比較するUSB Type-Cケーブル3種
今回比較する3本のケーブルは以下の通り。
Anker PowerLine III Flow | CIO スパイラルケーブル | UGREEN PD3.1 240W USB Cケーブル | |
---|---|---|---|
出力 | 100W対応 | 240W対応 | 240W対応 |
長さ | 0.9m / 1.8m | 1m / 2m | 1m / 2m |
重さ | 0.9m:約29g 1.8m:約64g | 1m:約40g 2m:約70g | 1m:約40g 2m:約70g |
映像出力 | |||
データ転送速度 | 最大480Mbps | 最大480Mbps | |
カラー | ミッドナイトブラック クラウドホワイト ラベンダーグレー ミントグリーン アイスブルー レモンイエロー ライトパープル | ライトブラック ナチュラルホワイト モスグリーン シェルピンク カームブルー | ブラック |
通常価格 (変動の可能性あり) | 0.9m:1,790円 1.8m:1,890円 | 1m:1,980円 2m:2,510円 | 1m:1,699円 2m:1,899円 |
現在の価格 | Amazon | Amazon | Amazon |
どれも人気の高いType-Cケーブルですが、今回は実際の使用感を紹介しつつ、絡まないケーブルはどれか?を紹介したいと思います。
それぞれのポイントを一言でまとめると
- Anker PowerLine Ⅲ Flow:柔らかいシリコン素材のケーブル
- CIO スパイラルケーブル:マグネットで綺麗にまとまるケーブル
- UGREEN 240W USB Cケーブル:アルミニウム合金シェルとナイロン編まれた高出力対応のケーブル
という感じ。
絡まないケーブルはどれ?徹底比較してみた
今回購入したのは、いずれも短い方の長さのケーブル。
以下の3つの項目で絡みにくさを比較してみました。
- 上から垂らしてどれだけ癖がついているか
- 丸めて手を離すとどうなるか
- 横に伸ばしてから手を離すとどうなるか
自分でも驚くくらいの違いがあったので、参考になればと思います。
上から垂らしたとき、絡まないケーブルは真っすぐになる
まずは丸めた後に上から垂らしてみて、どれだけ癖が付くか見てみました。
Anker PowerLine Ⅲ Flowの癖のつかなさは本当に優秀。
CIOのスパイラルケーブルはマグネットでくっついているから仕方がないとしても、手で伸ばしたときはあまり癖になりません。
一方で、UGREENは固めなケーブルということもあって癖がかなりつきますね。
手で伸ばした後も、若干癖が付いています。
丸めてから手を離すとどうなるか
持ち運びの時は丸めますし、丸めた後放置した場合に浮き上がってしまうケーブルがあると思います。
そういった観点を比較するために、一旦丸めてから手を離して放置してみました。
丸くまとめるという観点では、当たり前だけどマグネット式のCIOが優勝。
ただ、Ankerのケーブルもそこまで乱雑にならなくて驚きました。
UGREENはめっちゃ浮いて輪っかの形にとどまりませんでした。
Anker、UGREENにはケーブルを束ねる用の留め具もついてくるので、それを使えば解決します。
とはいえ、留め具で束ねるのはめんどくさいというのが本音。
横に伸ばしてから手を離すとどうなるか
横に伸ばしてから手を離した場合に丸まったりしないかを検証しました。
スマホを充電する際は、大体がこのスタイルでの充電になるかと思います。
意外にも、CIOのマグネットケーブルが一番癖が付きませんでした。Ankerも優秀ですね。
マグネットな分、ケーブル全体に重量があるため、浮き上がりにくいからかなと推測します。
ただ、CIOはしっかりしたケーブルなので、横に伸ばすのは他のケーブルと比べると力がいる感じがします。
USB Type-Cケーブルのおすすめポイントを紹介
今回紹介した3つのケーブルについての使用感や感想をそれぞれまとめます。
Anker PowerLine Ⅲ Flow
多くの人が絶賛しているケーブル。
Anker PowerLine Ⅲ Flowはシリコン素材で柔らかく、手触りもサラサラしています。
この手触りの感覚と同じく、他ケーブルともサラサラして引っかかりにくく、非常に絡みにくいケーブルだと感じました。
やや太めなケーブルですが、曲がりやすいので特に気にならずに使えます。
約25,000回の折り曲げにも耐える耐久性なので断線の心配も少ないでしょう。
コネクタ部分は以下のようになっており、どのカラーでもちょっと薄めにピンク色が入っています。
カラーリングもパステルカラーを中心に7カラーと豊富で、用途別に色分けして購入しても使いやすそう。
これは確かに万人受けするよね、と強く感じました。買って損はないでしょう。
なお、ライトニング端子のものも発売されています。
CIO スパイラルケーブル
他とはちょっと違う、マグネットのケーブル。
マグネット構造になっているので、まとまりは完璧。
クリップがある商品は多いですが、面倒でいちいちまとめないんですよね。
外出先に持っていくなら、カバンの中の収まりの良さを考えたらこれがピカイチ。
一方で、マグネット式のケーブルなので、磁力ですぐにまとまろうとします。
そのため、ほぼ伸ばした状態で使うような環境では不向きです。
我が家では、スマホを置いた状態で充電するような箇所で使用しています。
輪っかがある状態のままちょっと伸ばして、使い終わったら伸ばした分を輪っかに戻す
というような使い方をしているので、戻すときは片手でOK。
外出先 or 固定位置で使うならこのケーブルがオススメです。
また、我が家は充電器としてCIOのものを使用しています。
サイズが小さいけどパワーも十分なので充電スピードも速くなりました。
UGREEN PD3.1 240W USB-Cケーブル
アルミニウム合金シェルとナイロン編まれたケーブル。
15000回以上の折り曲げ試験に合格しており、ケーブルはやや硬め。
束ねるのにも少し力が必要になります。
固い分絡みにくくはあるのですが、癖が残って煩雑になりがちです。
ただの印象の話になるかもしれませんが、外傷には強い印象はあります。
240Wに対応しているのと、デザインの質感もあってデスク上でノートPCの充電などに使うのが良いかもしれません。
普通に良いケーブルではあるのですが、他2ケーブルが良すぎてパッとしないかなとは思います。
絡まないケーブルが欲しい人はどれを買えばいい?
結論ですが、用途に応じて変えるのが一番だと思います。
結構伸ばした状態で使うならAnker PowerLine III Flowがオススメ。
万人受けする、本当に素晴らしいケーブルだと思います。
一方で、固定位置でコンセント近くで使う もしくは よく持ち運ぶならCIO スパイラルケーブルがオススメ。
充電しながら動き回るのには向いていませんが、持ち運びやコンパクト感は随一です。
長さは0.9mと1.8mのどっちがいい?
結論としては以下の通り。(Anker以外のケーブルは1mと2mです)
- どこにコンセント口があるか分からない場所で使うことが多いなら1.8m
- 足元にコンセント口がある場所では0.9mだと使えない
- 充電しながらスマホを使うことが多い人は1.8m
- それ以外の人は0.9m
0.9mは充電したままスマホを使うことには向いていないなと感じました。
0.9mだとコンセント周りから動けないので、充電が60%などの中途半端な状態で抜かざるを得ない状況が多発してストレスです。
そのため、距離が必要ないデスク上ならまだしも、リビングや寝室など、充電しながら多少動くような場所では1.8mを選択しましょう。
そういった場所で使う人以外、基本的には0.9mで十分なのではないかなと感じました。
USB Type-Cケーブルは長い目をみてグレードアップを
スマホを買った時についてきた充電ケーブルを使い続けている人もいるかと思います。
しかし、そういう人にこそUSB Type-Cケーブルを買い替えてほしいなと感じます。
毎日使うものですし、グレードアップさせるとかなり快適になります。
今までは不便さに気づきさえしませんが、変えてみると「今までのケーブルって不便だったんだなぁ」と気づく場面も出てくるかと思います。
今あるケーブルを使い続ければもちろんタダですが、お金をかけてでも断線しにくくてイライラ要因の少ないケーブルの方が長い目で見ると良いんじゃないかと思います!
▼結構伸ばした状態で使うならAnker PowerLine III Flowがオススメ
▼ライトニング端子はこちら
▼固定位置でコンセント近くで使う or よく持ち運ぶならCIO スパイラルケーブルがオススメ