最近、朝起きても「なんかだるい」「すでに体力が無い」という状況が増えてきました。
そこで、スマートウォッチを取り入れてみたのですが、「スコアは出るけど、どうしたらいいか分からない」「つけたまま寝ると手首が荒れる」というデメリットが浮き彫りに。

特に手首が荒れるのが大問題。右手左手を日毎に付け替えても効果なし、けど計測はしたい!
そこで考えたのがスマートリング。
SOXAI RINGは日本製で、他社と比べても安めということもあり、使ってみることにしました。
本記事では、SOXAI RING 1.1でできることや付け心地、感想など詳細にレビューしていければと思います!

SOXAI RING 1.1でできること

基本的な使い方としては、指につけて計測されたデータをアプリから確認して、生活改善に役立てていくという流れ。
SOXAI RING 1.1でできることは「睡眠」「体調」「運動」の計測。

連携アプリにてそれぞれのスコアが出ており、昨日の睡眠の質や今日の体調、そして今日の運動量が分かります。
計測項目も比較的多く、タップすればそれぞれ詳細な説明を見れるので「専門用語で分からん」ということもありませんでした。
また、ひとことメッセージが添えられていて、高スコアを取るためのアドバイスも表示されています。
これら3計測をまとめて、アプリのトップページには「概要」としてまとめページがあり、基本的にそこを見ておけばOK。

3つのスコアが全て高くないとQoLスコアは高くならないので、これでもかなり高い方。
概要欄では、他にはストレスモニターも見れます。

仕事が忙しい日は全体的に高くなりますので、結構当たってます。
こういうのを見返して、ちゃんと休息すればスマートリングの利用価値はかなり高いかと。
他社のスマートリングと比較
参考までに、有名どころのスマートリングとの比較が以下の通り。
![]() SOXAI RING 1.1 | ![]() Ouraリング 第4世代 | ![]() RingConn Gen 2 | ![]() EVERING | |
---|---|---|---|---|
目的 | 健康管理 | 健康管理 | 健康管理 | 決済 |
防水対応 | ||||
バッテリー 持続時間 | 最大9日間 | 最大8日間 | 10~12日間 | 充電不要 |
価格 | 35,980円~ | 52,800円~ アプリがサブスクで 月額999円(税込) or 年額10,999円(税込) | 52,800円~ | 21,450円~ |
ポイント | 日本製 価格が安め | アプリがサブスク制 サブスク無しでもいいが、加入推奨 | 充電ケースで長期間ケーブルレスで充電可能 計測項目も多い | 決済専用 Visaのワイヤレス決済対応 |
決済専用のEveringは別として、SOXAI RINGはコスパ重視という感じ。
計測系デバイスを始めて試すという人がほとんどだとは思いますが、5万円は結構勇気がいると思います。
SOXAI RINGは機能も十分に備わっていますし、それでいて他リングと比較して手の出しやすい価格かと思います。
唯一日本製で、計測データの取り扱いも信頼性が高いです。
SOXAI RING 1とSOXAI RING 1.1の違いは?
SOXAI RING 1.1は2025年5月28日に発売されました。
1の時と比べて、分析ロジックが主な変化点。
1.1用にアプリも別のものになっており、1でのデメリットだった同期速度も改善されているようです。
実際に使用してみましたが、同期は20秒ほど。
ちょっと遅めではありますが、1日数回ほど体調チェック程度に確認するくらいですし、あまり気になっていません。
同期に失敗するということもなく、ストレスはありません。
SOXAI RING 1.1の付け心地や使用感

SOXAI RINGの付け心地は以下の通り。
- つける指にもよるが、薄いので特に気にならない(左手人差し指に着用)
- サイジングキットと付け心地がほぼ変わらず、安心
- 指輪全般に言えることだが、細かい傷はつきやすい
- お風呂やサウナでも着用可能(サウナOKとSOXAI公式サイト
に明記されている)
- 髪を洗う際はどうしても邪魔に感じる。また、泡の影響で回転しやすい
日中は、仕事にもよると思いますが、私はキーボード操作が主なので問題ありませんでした。
日常生活で邪魔に感じるのは髪を洗う時くらい。
そのため、毎日お風呂のタイミングで充電することにしました。

バッテリー持続時間は最大9日間と長め。充電も1.5時間あれば100%になるスピードでした。
バッテリーが30%を切ると充電推奨なため、実際には1日ほど前倒しで充電すべきかと思います。
ちなみに充電台は約4.8cm四方のサイズなので、持ち運びもできなくはないです。

Type-C接続なので、スマホの充電器を使えるかと思います。
USB-A to USB-Cの充電ケーブルのみついてくるので、アダプタがない人は追加購入しましょう。
SOXAI RING 1.1のメリット

SOXAI RING 1.1を実際に使ってみて分かったメリットを紹介していきます。
他スマートリングと比べて価格が安め
スマートリングは各社から出ているのですが、SOXAI RINGは価格が安め&買い切り形式です。
それでいて、日本製なのでいいじゃん、と思う人も多いかと。
特に私のような、「スマートウォッチは持っているけど、夜がなあ…」みたいなユーザーにとって他社製品の5万円前後は高く感じます。
概要が表示されるので改善しやすい
スマートウォッチのPixel Watch3を使っているのですが、「スコアが低いけどどうしたらいいんだろう?」となることが多くありました。
スコアは出るけど、改善策は自分で考えてね、という感じ。
SOXAI RINGは例えば以下のような提案もしてくれます。

要約すると以下の通り。
- リラックスする時間を増やそう
- 就寝前にストレッチや深呼吸を行ってみよう
- 栄養バランスを意識しよう
- 水分補給を十分に行おう
- 目標の歩数に向けて歩く時間を増やそう
これだけ見ると当たり前のことが書かれているのでメリットとしては薄く感じるかと思います。
ただ、実際にちょっとでもやるべきことが書かれているとやる気につながりやすく、迷子状態になりにくいと感じました。

実際、点数が低いことだけ提示されても、「運動」なのか「睡眠時間」なのか「リラックス」なのか分からないんですよね。
改善のためにできることを調べても、やれることが多すぎて迷ってしまい、結局やらない・・・みたいなことも私はよくあるのでたとえヒトコトでもありがたく感じました。
SOXAI RING 1.1は睡眠周りの計測が強み
特に強みなのが睡眠周りなのかなと感じました。
睡眠時の血中酸素の計測で睡眠時無呼吸の傾向が見えます。(モードをONにする必要あり)

また、睡眠負債や眠りに入るまでの時間なんかも計測できます。
睡眠時間もグラフで目標との差が一目で分かります。

睡眠ステージももちろん記録できるのですが、スマートウォッチよりも正確に感じました。

大体同じかな?とはいえ、どちらが正しいかは確かめようがないですが。
横になってから寝るまでにかなり時間がかかったので、寝始めた時間はSOXAI RING 1.1の方が自分の感覚に近いです。
スマートウォッチでは計測できなかった二度寝や仮眠も自動的に計測されているのが素晴らしいところ。

二度寝は起きている部分が途中覚醒として記録されていました。
スマートウォッチだと、1回目に起きたところが起床時間になっていました。
必要睡眠時間のグラフも出るので、「今日は早く寝るべき」とか「寝つきが悪いので改善しよう」などのアクションも起こしやすいなと感じます。
SOXAI RING 1.1を使うことで、私の場合は「横になってから寝るまでの時間が長い」「寝ている間の覚醒時間が長すぎる」「シンプルに睡眠時間が足りてない」という課題が浮き彫りになりました。
サイジングキットで安心して購入できる


スマートリング系商品はサイズ感が命。
事前にサイジングキットが送られてきて、模型を元にサイズを決められるので安心です。
Amazonなどで買おうとすると自分でサイズを測った上で注文することになるのですが、リスクがかなり大きいです。

紐で内径を測ろうにも、紐が伸びたりしますしね。
「指の付け根はピッタリサイズだけど、関節部分が入らなかった」みたいなことも起きかねません。
サイジングキットは公式サイトからの注文で無料で入手できるので、そちらがおすすめです。

実際の注文の流れは記事の後半でも紹介します。
SOXAI RING 1.1のデメリット
続いてデメリットを紹介していきます。
サイズが合わずに使えない人はいるかも
サイズは12,14,16,18,20,22,24,26号の8種類。
特に指の細い女性の方だと、12号でもゆるいという人はいるかもしれません。

実際に、妻はサイジングキットの12号でも緩かったです。
私自身も、「結婚指輪は10号」「手の大きさ自体は妻とほぼ変わらない」と心配していました。
しかし、人差し指や中指は結構太かったようで、16号という結果に。
やってみないと分からない部分があると思うので、心配な人でもサイジングキットの注文だけでもしてみるのがいいかと思います。
もしダメならキャンセルもできますし安全です。

睡眠に特化したスマートリングなので注意
運動の項目もありますが、「運動に主に役立てよう!」という方は要注意。
運動目的で見れる項目が「歩数」「消費カロリー」程度と少なめとなっています。
手の動きや着地時の衝撃で歩数はカウントできるものの、エアロバイクなどの運動はうまく検出できません。
というのも、SOXAIリングに限った話ではなく、スマートリング製品は指輪型という制約のため、高精度の運動分析には限界があります。

運動分析はスマートウォッチの方が強いですね。
役割分担をした方が良さそう。
私は常時スマートリング+日中のみスマートウォッチという使い方をしています。
スマートリング製品全般に言えることではありますが、SOXAI RING 1.1は睡眠特化のアイテムとして考えた方が良さそうです。
SOXAI RING 1.1の注文方法
最後に注文方法を紹介して終わりにします。
公式サイトであればサイジングキットを購入できるので、公式サイトからの購入を推奨します。
SOXAI公式サイトにアクセスして、カラーを選択後、サイズ選択で「サイジングキット」を選択します。


利き手ではない方の手の、親指以外につけることを推奨されています。
むくみなどもあるため、24時間つけてみるのが良いとのことです。
どういう装着感がおすすめなのか?というのも紹介されているので選びやすいです。
メールアドレスと注文番号(注文時にメールで届く)を用いて申し込みで完了です!

自分はサイジングキットの段階で14号だと圧迫感がすごかったので、16号にしました。
また、この時に「どのサイズも合わない」「色変更したい」となればキャンセル可能です。(商品発送前とみなせる)
返品・交換・キャンセル・返金ポリシーに目を通して頂ければと思いますが、実物をいざ付けて「サイズが厳しい」となった場合は1度だけサイズ交換できるのも安心です。

日々の体調変化を捉えるのにもってこい!
装着中の違和感は全然ありませんし、かなり気楽に付けられるアイテムで満足しています。
特に睡眠の分析に特化していて、「睡眠が足りてない…早く寝よう…」と強く思わせてくれる仕組みが整っているなと感じました。

寝る時間ではあるけど、まだもうちょっと起きていたい!
みたいなことが結構ありますが、グラフで「睡眠不足」を突き付けられると寝る気になれます。
こうやって日々の生活をデータ化することで、「生活改善における課題」も自然に見えてくるのが良い点かなと感じます。
体調をしっかり認識することでその日をどう過ごしていくか作戦が立てられますし、私と同じように「なんかしんどい」という人にオススメです。