子どもがいる家庭など、無音で視覚的に光るインターホンで来客を知りたい。
耳の聞こえにくい高齢者の方でも視覚的に来客が分かるようにしたい。
そんなちょっとしたニーズに答えてくれるのがKULUSUPAのワイヤレスチャイム。
我が家も、インターホンで子供が起きるのを防ぐために購入しました。
本記事では、光るチャイムとしてKULUSUPAのワイヤレスチャイムを購入したのでレビューしていきます。
KULUSUPA ワイヤレスチャイムの概要
- 受信機(画像上側。音が鳴る側) × 2
- 送信機(画像左下。お客さんが押す側)
- 送信機取りつけ用両面テープ
- 送信機取りつけ用ネジ
- 説明書
今回は、1Fと2F用として送信機1個、受信機2個のタイプを購入しました。
既にペアリング済みで、送信機をカチッと押せば受信機がどちらも光りつつ鳴るというもの。
無線範囲は障害のない場所で最大200mということで、2Fに設置していても問題なく動きます。
送信機側(お客さんが押す側)は付属のネジで取りつけるか、両面テープで取りつければ良いので賃貸でも工事不要。
我が家は別途マグネットシートを購入して送信機の裏に貼りつけて、ドアにくっつけました。
この方法なら確実に跡は残りません。
そして、押す際の力で発電して通信する仕組みなので電池は不要という手軽さ。
IP44の防水防塵設計で、屋外でも問題なく設置できます。
一方で、受信機側(光る方)はコンセントに差し込んで使う形式で、当然こちらも電池は不要。
一度設置してしまえばメンテナンスは不要ということで、高齢者の方のニーズに合わせた設計になっています。
KULUSUPA ワイヤレスチャイムの音について
音は4段階調整が可能で、正直1段階目でもかなりの音量です。
受信機の側面にボタンが付いていて、音量と音の種類を変更できます。
どれくらいの音か、動画で撮ってみました。(音の出る動画です)
音量調節ボタンで4段階を切り替えています。
音も変更でき、他にはクラシック音楽など38曲から選ぶことが出来ます。
動画のピンポーンがデフォルトの音。
音は5秒程度鳴るので気づけるはず。
光自体は音が鳴り終わっても10秒ほど点滅し続けるようになっています。
音量がかなり大きく、最低音量でも2Fに設置している音がかすかに聞こえるレベルなので、デフォルトとして高齢者向けの設定なのかなと思います。
最大音量にすれば85dBということで、間近で聞く救急車のサイレンの音や、1m離れたピアノの音に相当するとのこと。
一方で、光ればOKな人にとっては、音量設定で無音にすることができないという致命的なデメリットがあります。
商品説明には0~85dBと書いてあったのですが、「ピンポーン…ピンポーン…」の「…」が0dBということでしょうか。そりゃないぜ。
次の章で無音化の方法を紹介します!
KULUSUPA ワイヤレスチャイムの無音化の方法
音量設定では無音にすることができないため、分解して無音にします。
完成したものは以下のように光のみとなります。(音の出る動画ですが、ほぼ無音です)
といっても、作業は簡単ですし、簡単に元に戻せる手法なので安心です。
プラスドライバーで赤丸のネジを取ります。
ネジを取ったらカバーを外せます。
カバーを外したのが以下の状態。
赤丸部分のネジをプラスドライバーで取ります。
赤丸近くの銀色の丸いのがスピーカーです。
ここがちょっと難しいのですが、赤く囲った部分のツメ二つを下側に引きつつ、基盤を上に押し上げて基盤を外します。
基盤を外した状態が以下の通り。
基盤を外しても、いくつかのコードは本体部分にくっついているので強く引っ張らないように注意。
スピーカーが下にあるパーツで、差込口があるので、引っこ抜きます。
差し込んであるだけなので、綺麗に抜けます。ちなみに戻すのも差し込むだけなので容易です。
問題なく抜けたら作業は完了です。
あとは元に戻すだけです。
基盤を元に戻して、(不要ですが)スピーカーを固定していたネジも戻します。
蓋をはめて、後ろ側のネジを締めれば完了です。
これで光るけど無音な受信機の完成です。
KULUSUPA ワイヤレスチャイムを鳴らしてもらうには?
気にかけるべき事として「元からあるチャイムを合わせてチャイムが2つになる」ということです。
この記事で紹介している商品のチャイムの方を押してもらう必要がありますよね。
こちらの対策として、以下の商品を購入しました。
玄関扉は多くの場合、マグネットを貼れるタイプの所が多いので扉に貼りつけるだけ。
置き配OKと伝えつつ、白い部分がホワイトボードになっており、ホワイトボード用のマーカーで自由に文字を記入できます。
ここに「白いチャイムを押してください」と書いておけば押してもらえます。理由もあるとより良いかも。
また、置き配OKとあるので、そもそもチャイムを押される回数が減ります。
本記事で紹介しているチャイムが押された場合、カメラがなく相手の確認ができないので、元から設置してあるチャイムのカメラから確認するか、扉の覗き穴から確認して対応するようにしています。
KULUSUPA ワイヤレスチャイムを使ってみての感想
最後に、KULUSUPAのワイヤレスチャイムを使ってみての感想をお伝えして終わりにします。
KULUSUPA ワイヤレスチャイムの良かった点
良かった点は以下の通り。
- 加工は必要だが、無音化が比較的簡単にできる
- 電池不要でメンテナンスいらず
- セッティングが簡単で音量がデカい(高齢者にとってはいい点)
結構探しましたが他製品で光チャイムがそもそもないという事もあり、やりたいことが実現できたので満足しています。
KULUSUPA ワイヤレスチャイムの残念な点
逆に、残念な点は以下の通り。
- コンセントの抜き差しで設定がリセットされる
- 設置場所がコンセント口に固定されるので、足元にコンセント口がある場合、無音にすると気づきにくい
停電などが起きたときには設定が全てデフォルトに戻されてしまい、音量や音の種類が変わります。
音量が変わると困る人もいると思うので、そこはマイナスポイントかなと。
無音化した場合は関係ない話ですが。
また、無音化はこちらが勝手にやったことではありますが、設置場所によっては気づきにくいなと感じました。
目線が集まりやすい場所にするのがいいかなと思います。
受信機が2つあるタイプを購入して、静かにしたい部屋は無音で設置して、音が出ても問題ない部屋は音アリで設置するのが最適解なのかなと感じています。
そういう部分さえクリアできれば使い勝手について困ることはほとんどないのではないかと感じました。
光るワイヤレスチャイムを使えば静かに応対できる
ということで、KULUSUPAのワイヤレスチャイムをレビューしました。
分解して簡単に無音化できたからいいですが、これができなかったら私にとっては全く役立たない商品でした。危ない。
0~85dBと書いてあり、無音にできるやろ!と思って購入したのですが。
使ってみた感じだと、小さい子供がいる家庭向きではなくて、完全に高齢者向けの商品なのかなと思います。
同じような考えで買う人が出ないためにも、備忘録的に誰かの役に立てたらと思います。