スマホ2台の充電を高速に行いたい。
かつ、小さくて壁コンセントに付けてもグラつかない、2ポート充電器が欲しい。
そう思って購入したのがMATECHのSonicharge Ultra Blade 70W。

出力70Wということで、スマホ用としては70Wはかなりハイスペックですが、形状が気に入っています。
これならいざ持ち運ぶときにも便利ですし、PCのお供として持って行っても急速充電可能。
今回は、そんなMATECHの70W充電器をレビューしていきます。
MATECH Sonicharge Ultra Blade 70Wの概要と外観

外観は以下の通り。

表面は指紋の付きにくい素材で、金属感があって高級さが感じられます。

側面は光沢感のある素材になっていてオシャレ。目立たない部分ですし、高級感も損なわれていません。
プラグは折りたためるので、持ち運びもしやすい形状になっています。



とにかく小さい!軽い!と驚きました。ポケットに入れて持ち運ぶこともできるサイズ感。


重ねてみて驚いたのですが、交通系ICカードよりも縦横は小さいですね…。
大きさも十分小さいですが、薄さについては1.29cmと70W以上の出力の充電器の中では世界最薄(2024/08/06時点)とのこと。

重量も思ったより軽く、最近のスマホより断然軽いです。

一番の購入理由は形状なのですが、壁コンセントに挿しても全くグラつかないというのが素晴らしい点。

45W以上になると充電器本体が大きく、重くなってグラつくのが欠点なのですが、そんな心配もありません。
スッキリ見えますし、安定感も抜群です。
一方で、 壁コンセントの専有面積は結構取ってしまう面もあります。

アダプター系の大きめのプラグとは上記のような感じで相性が悪いかもしれません。
余白がどれくらいあるかは、以下の画像を参考にしてください。

MATECH Sonicharge Ultra Blade 70Wは薄型充電器の中で「丁度いい」
同じような形状をしている充電器を、他の会社と比較するとこんな感じ。
![]() MATECH Sonicharge Ultra Blade | ![]() CIO NovaPort SLIM | ![]() UGREEN Nexode Pro | |
---|---|---|---|
ワット数 | 70W | 45W | 65W |
ポート数 | Type-Cが2つ | Type-Cが2つ | Type-Cが2つ Type-Aが1つ |
大きさ | 4.53 × 8.39 ×1.29 cm | 4.38 x 7.25 x 1.3 cm | 4.9 x 8.5 x 1.5 cm |
重量 | 80g | 90g | 190g |
値段 | Amazon | Amazon | Amazon |
大きさはほぼ変わらないけど、出力や重量を考えるとMATECHを選ぶかなという印象。
ポート数もType-Cが2ポートと丁度良く、高出力のものを考えるのなら候補に入ってくるはず。
3ポートも不要だし、45Wは物足りない場面もあるし、高出力な充電器は大きくて重いものが多いし…
そんな人に「丁度いい」スペックの充電器なのではないかと思います。

MATECH Sonicharge Ultra Blade 70Wの出力について
2ポートあるのですが、特徴としては以下の通り。
- 1ポート接続時は最大70W出力
- 2ポート接続時は最適な出力に自動配分
1ポート接続時は最大70W出力可能
どちらのポートでもいいので、とにかく1ポートだけ使っていれば70Wまでの出力に対応しています。
残念ながら我が家にはまだ70Wの出力を必要とする機器はないですが、これならM2 / M3 もしくはこれから新規で出てくるであろうMacBook Airでも急速充電可能というわけです。
最近のノートPCはAIも搭載されて、必要な電力量も充電可能な最大電力量も上がってきました。
65Wで充電可能なノートPCも増えているので、そういったPCを所持している人には持ち運びの面も含めて有力候補かなと思います。
2ポート接続時は最適な出力に自動配分
2ポート接続時は最適な出力に自動配分してくれます。
スマホ2台はほぼ確実に両方急速充電になると考えていいでしょう。


iPhone 14で最大30W。大抵のスマホは最大20Wが多いので、今後も安心して最速充電できそう。
PCとスマホの組み合わせでも、PCが45W、スマホが20Wといった具合にどちらにも十分な電力供給が可能です。
あまり使わないケースですが、ノートPC2台充電でも片方30W以上にはなるのでそれで十分という人も多いかと思います。
MATECH Sonicharge Ultra Blade 70Wは瞬電は起きる?
実際に試してみましたが、MATECH Sonicharge Ultra Bladeでは瞬電は起きませんでした。
瞬電とは、電力の供給が瞬間的に途切れること。
多くの充電器で、1ポート充電から2ポート充電に切り替えるなど、ポート数が変化したときに起きがち。
2ポートでA・Bのスマホを充電してて、Aだけ充電完了→Aを抜いたときに瞬電が起き、Bが一瞬電力が途切れた後で充電再開→Bの画面に充電開始の合図が出てうっとおしい・・・
みたいな事も起きません。
PPSに対応していて、バッテリーの寿命にも優しい
PPSは、最新の充電規格。Programmable Power Supply。
最大のメリットは、端末のバッテリー寿命を伸ばしてくれること。
今までのUSB PDという規格だと、常に最大の電力を送るので、熱が発生します。
PPSは、電圧と電流を小刻みに調整しつつ、常に最適な電力を送り続けるため、発熱が抑制されて負荷が減り、バッテリー寿命も伸びるというもの。
PPSに対応した機器でないとだめですが、GalaxyやGoogle Pixelシリーズ(の最新)辺りは対応しているみたいです。
ちなみに、充電器と端末がPPSに対応していればよくて、ケーブルはPD対応なら良いようです。
ケーブルのオススメは以下の商品になります。

薄型&高出力&2ポートの充電器で充電の悩みも解消
70Wはハイスペックだなー、でも重量とか大きさを加味するとベストかなと思い購入しました。
使ってみての感想ですが、コンセント周りはスッキリするし、グラグラしないのでストレスが消え去りました。
1ポート×2とかも考えたのですが、2ポート充電器の方がすっきり見えますし、家族での充電の混雑問題も無くなりました。
重量・薄さを考えても持ち運びやすいですし、「外出先は1タップしかないけど、PCもスマホも充電したい!」みたいな人にはピッタリかなと思います。
