デスク周りの配線で困るのが以下の部分。
- 待機電力問題
- USB-Aを使うデバイスで配線がごちゃつく
- コンセント数問題
これらを一気に解消し、かつスマート化もできるプラグを購入しました。

これなら時間帯に応じて不要な待機電力は無くせますし、USBを電源とするデバイスもスッキリ設置可能。
かつ、スマートスピーカーと連携することで夏は音声でサーキュレーターなどをON/OFFできる優れもの。
そんなTapo P300を実際に使ってみたのでレビューしていきます。
TP-Link Tapo P300の特徴

コンセント口は4つ+USBポートが3つ。

Type-C×1(最大20W出力)と、Type-A×2(最大20W出力)になっています。
充電としては最近のスマホやタブレットの事を考えると高出力ではないけど、デスク周りでとりあえず充電しながら放置する目的では使えそう。

ちなみに私は充電目的ではなく、デスク周りのアイテムでType-A接続が必要なものに使っています。
この各コンセントは個別で遠隔操作で制御することができます。(後程紹介します)
残念ながら、USBポートは3つまとめての制御になりますが、用途的にスマート化する必要があるものはごく少数だと思うので問題ないかなと。
大きさは以下の通りで、通常の電源タップと比べると厚みがそこそこあります。


裏面には滑り止めのゴムと、壁掛け用の穴があります。

縦向きでも横向きでも壁設置可能な仕組みなのはGood

先端のプラグはスイング式で、コード長は1.8mとなっています。
サイズ | 280 × 50.5 × 32.5mm |
コード長 | 1.8m |
コンセント数 | 4口 |
USBポート数 | Type-C×1(最大20W出力) Type-A×2(最大20W出力) |
ワイヤレス規格 | WiFi:2.4GHz Bluetooth(設定時のみ) |
最大負荷 | 1500W, 15A |
音声操作 | Apple Home Alexa Google アシスタント |
素材 | PC (V-0, UL 94), 難燃性 |
Tapo P300の制御方法
スマート電源タップとしての機能は以下の通り。
- 4つのACソケットを個別にON/OFF可能
- USB電源をON/OFF可能(個別操作は不可)
- スケジュールで設定した時間にON/OFF可能
- タイマー機能で設定した時間が経過したらONまたはOFF可能
- お出かけモードとして、設定した時間帯(例:15時~18時)はランダムにON/OFFを繰り返す。防犯用。
Tapoアプリで1つのACソケットの設定画面がこちら。

ソケットごとに設定ができ、スケジュールやタイマー、お出かけモードの設定はアプリから行えます。
一方で、電源ON/OFFだけなら、操作方法は3つあります。
- TP-Link Tapoアプリ
- Tapoデバイスからの操作
- アレクサなどからの音声操作
アプリからWi-Fiへの接続などの初期設定を行い、ソケットごとに制御が可能です。
Tapo P300はWi-Fiでネットに接続されているので、外出先からでもアプリ操作で制御可能です。

それぞれ自由に名前を付けることができるので、上記のようにACソケットごとに名前をつければ管理も簡単。
プラグごとのON/OFFはソケット上のLEDランプを見れば分かるので、確認もしやすいです。


「LEDランプを光らせない」という設定も可能です。夜寝るときに眩しい方でも安心。
Tapo H100というスマートハブが必須にはなりますが、他のTapoデバイスを連携させて遠隔操作することができます。
例えば、以下の商品の組み合わせで物理ボタンで特定のプラグのON/OFF制御ができます。
S200Bはタップ・ダブルタップ・回転にそれぞれアクションを割り振れるので、複数プラグの制御が1ボタンで可能です。

アレクサなどのスマートスピーカーでON/OFFの制御ができます。
アプリからソケットごとに名前を付けることができるので、「ライトの電源をOFFに」「充電器の電源をOFFに」みたいに呼びかけて操作可能です。
コンセント近くにサーキュレーターなど、通電したら即動くような家電なら声でON/OFFできるので本当に便利です。

リモコン式なんかより、音声の方が便利性は高いと思います!
TP-Link Tapo P300を使ってみて感じたこと
TP-Link Tapo P300を使ってみて感じたことを良いことも悪いことも含めて紹介します。
コンセントの間隔は狭めなので注意

余白が大きいため、コンセント間隔が広そうに見えるのですが、実際は思ったよりも狭め。
間隔は大体2.7cmくらいで、ありふれた延長コードや一般的な壁コンセントの間隔より2mmほど大きい程度。
最近は充電器も小型化が進んできてはいるものの、ACアダプターを挿すこともあると思うので注意が必要です。
USBポートは3つ合わせて最大20Wなので注意
Type-C×1とType-A×2の計3つのUSBポートがあるわけですが、最大電力は3つ合わせて20Wなのが注意が必要です。
Type-Cのみで充電をする場合は以下のように20W近く出てくれます。

しかし、Type-CとType-Aのどちらにも刺した場合には電力が落ちます。

電力を特に気にしないデバイスを繋げるのであればさほど気になりませんが、スマホの充電として使う場合は特に注意。
20Wならそこそこ満足のいく充電速度が出ますが、10Wを下回るとかなり遅め…。
さらに、1ポート→2ポートに変化する際は瞬電(電力の供給が瞬間的に途切れる)も発生します。
Type-AにUSBライト、Type-Cにスマホを繋げるとしたら、スマホの充電を抜き差しするたびにライトが少しの間消えます。
2ポート→3ポート使用に変わる場合は起きないので、1ポート⇔複数ポートへ内部電力の仕様変更が発生する際に瞬電が発生するみたいです。

充電目的では使わないので問題ないですが、充電目的で購入するなら1ポートだけの使用がオススメ。
USBポート付きの電源タップで、スマート化も可能でスッキリ
デスク周りは意外とUSBを電源として動く製品があります。
今まではコンセントからUSB-Aに変換するアダプタを使って接続していました。

見てわかる通り、これが非常にうざったい。
USB-Aという小さな接続端子のために、コンセントが1つ持っていかれるのが気に食わないし、結構ごちゃつきます。
これが解消されるだけで個人的には満足なのに、さらにスマート化もされるのは本当に助かります。
待機電力問題を一気に解消できる
待機電力問題を片付けようと思うと、大抵「1口のスマート電源タップ」の購入を検討します。
そこに延長コードを設置すれば、まぁデスク周り全体の待機電力問題は解決するよねと。
ただ、そうもいかないという人が結構多いと思います。
この製品は常に電源供給しておきたいみたいな細かい要望は起きがち。

例えば私は深夜にモニターへの電源供給は不要だけど、ノートパソコンへの充電は常にONじゃないと困ります。
となると、スマート電源タップの数が増えていくものなのですが、本製品なら1つで4つ分のスマート電源タップが付いているからかなり便利。
値段的にも、スマートプラグ約2つ分で4ソケット+USBポートのスマートプラグが手に入るようなものなので経済的。
複数個のプラグを個別制御できるので、スマート化にはもってこいなアイテムです。

ごちゃつきがちなコンセント周りをスマートに解決できる良アイテム

ごちゃつきがちなコンセント周りをスマートに解消してくれるアイテムだなと感じました。
特にオススメなのは、USB-AやUSB-Cを使うアイテムを持っている人。
自分の場合は、CO2センサーとか、SwitchBotのハブとか、モニターライトがあります。
付属のアダプタ、やっぱりどれも大きいんですよね…。
1つでもそういうアイテムがあると電源タップ周りは煩雑に見えてしまうので、それを解消しつつ、スマートな電源タップにできるという一石二鳥な商品。
Tapoデバイスは他には持っていませんが、それでも十分に使えるなと感じました。