スマートリモコンとしての機能や、SwitchBotの他製品との連携にも欠かせないSwitchBotハブ。
SwitchBotハブミニと、SwitchBotハブ2の2種類があり、どちらにすべきか悩みがちです。
こんにちわ。maipyon(@maipyon8)です。
ハブミニとハブ2の違いやオススメについて、SwitchBot製品を10個以上所持している私が答えます。
結論からいうと
- ほとんどの人にはハブミニがオススメ
- 多機能・コンパクトさ・見た目を求めるならハブ2
となります。
ハブ2といえば温湿度や照度によるセンサーの有無が大きいのですが、そこで決めなくても良いかなと思っています。
その理由も含めて、本記事にて紹介していきます!
SwitchBotハブミニとハブ2の違い
まずは、SwitchBotハブミニとハブ2の違いを一目で分かるように表にしました。
SwitchBotハブミニ | SwitchBot ハブ2 | |
---|---|---|
スマートリモコン | ||
音声コントロール | ||
外出時の遠隔操作 | ||
タイマー機能 | ||
温湿度センサー | ||
照度センサー | ||
エアコンリモコン同期 | ||
スマートボタン | ||
赤外線発信範囲 | 正面方向30m 他方向は約15m | 30m 範囲はハブミニの約2倍 |
Matter対応 | 対応モデルのみ | |
接続端子 | Micro USB Matter対応モデルはUSB-C | USB-C |
カラー展開 | ブラック・ホワイト | ホワイト |
設置方法 | 壁へ貼り付け | 壁へ貼り付け / 据え置き |
価格 | Amazonで確認 | Amazonで確認 |
詳しい違いや、どちらがオススメかについては後程紹介していきます。
ハブミニはMatter対応版・非対応版がある【対応版を推奨】
ハブミニはmatter対応版・非対応版があります。
こちらについては、Matter対応版を選ぶべきだと考えています。
現状、Matter対応の製品は少ないものの、今後はもっと増えていくと思います。
そんな中で、「Matter対応している、他社のあの製品が理想!」という製品が出てきたとします。
そのような場合にMatter非対応版を持っていると、最悪の場合以下の商品が必要になります。
- 他社のお目当ての製品
- 他社で出されているハブ(Matter対応ハブがあれば不要だった)
本来はお目当ての製品だけでいいのに、ハブの管理も別になり、さらにお金もかなりかかってしまいます。
同じ機能でも、他社の方が圧倒的に安いものとかもありますからね。
こうなることを避けるためにも、ハブミニを選ぶなら今後を見越してMatter対応版一択だと考えています。
SwitchBotハブミニになくて、ハブ2にのみある機能
ここから、SwitchBotハブミニにはなくて、ハブ2にのみある機能をサクッと解説していきます。
なお、ハブ2のレビューは以下の記事で行っています。
温湿度計機能
ハブミニのケーブルに付いているセンサーで、温湿度を計測できます。
センサーを用いることで、〇℃以上でエアコンを付けて、〇℃以下でエアコンを消すみたいなこともハブ2だけで可能です。
温度や湿度はディスプレイに表示もされるので、温度管理や体調管理にもうってつけです。
照度センサー
おなじくセンサーにて、照度(明るさ)を計測することができます。
最低レベル1で、最高レベル20です。
レースカーテンをしている室内の昼間は20レベルになります。
部屋の電気を消している就寝時などはレベル1になります。
スマートボタン
ディスプレイ下側の2つのボタンにシーンを設定することができます。
シーンとは、複数のSwitchBot製品を1度に動かせる機能。
- カーテンを開ける
- 電気をつける
シーン設定をすれば、上記を一気に行うことができます。
ボタンをタッチする必要があるので、「おでかけ」「ただいま」とか「おはよう」「おやすみ」のようなシーンを割り当てることが多いかなと思います。
1機器だけを動かすこともできますが、それだけだとちょっと勿体ない。
エアコンリモコン同期
- 音声操作でエアコンをつける
- エアコンのリモコンでエアコンを消す
とした場合に、この機能がなければSwitchBotアプリ上では「つけっぱなし」の状態になります。
②で、エアコンに付属しているリモコンを使ってしまったためです。
外出中にエアコンの制御を行いたい人にとっては、「今どっちの状態だ…?」となってしまうのを防ぐものになります。
赤外線範囲が広い
SwitchBotハブはスマートリモコン機能があり、赤外線リモコンをハブ1台に集約することができます。
ハブミニと比較して、ハブ2は赤外線範囲が広くなっています。
正面方向は変わらないのですが、ハブ2は横方向にも長くなっています。
部屋の大きさや、設置場所次第でハブミニでもハブ2でも問題なく使えますので、環境に応じて考えてみるのがよさそうです。
赤外線発信範囲については、部屋が大きい場合ハブミニは部屋の中心に置く必要があるみたいですが、ハブ2はどこでも可とのこと。
ちなみに、赤外線は「光」なので、どちらを選ぼうがドアや壁を挟んだりすると赤外線が届かないので家電を動かせません。
リモート実行
スマートホーム化をすると、一番の弱点が「通信障害」になります。
自宅のWi-Fiが不安定になったり、通信ができなくなったりするとハブが使い物にならなくなります。
そんな場合でも、スマホとハブ2がBluetooth圏内にあれば操作できるという機能。
通信障害が起きた経験がなく、重宝した経験は正直ありません。
ハブ2だけができることの重要性は人によっては低い
ハブ2だけができることを見てきましたが、その重要性は人によっては低いと思います。
結論は以下の通り。
- 温湿度計機能
別売の温湿度計プラスの方が優秀 - 照度センサー
室内の照度なので、使い勝手が難しい - スマートボタン
多くのデバイスを持っている人でないとメリットが少ない - エアコンリモコン同期
エアコンを外出先・室内でも頻繁に付け消しする人向け - リモート実行
基本的に回線不良になることはないが、使えるのはBluetooth接続範囲内なので普通にリモコンを使うなどの代替案がある - 赤外線範囲
設置場所や部屋の大きさ、家具配置によっても変わるが、部屋がかなり大きい人以外気にしなくていい
センサー系については分かりにくいので、深掘りします。
温度計については、別売の温湿度計プラスの方が優秀
ハブ2を購入せずとも、ハブミニ + 温湿度計プラスで温度による制御は可能です。
2つを合わせた値段と、ハブ2の値段は大体同じくらい。
かつ、個人的には温湿度計プラスのほうが優秀だと感じています。
一番の理由は、温度表示。
ハブ2だと小数点以下切り捨て(もしくは設定で四捨五入でも)で温度表示がされます。
その一方で、温湿度計プラスは小数点第一位まで表示されます。
アプリ上ではハブ2も温湿度計プラスも小数点まで表示されています。
0.5℃の違いは結構大きいので、表示に関しては温湿度計プラスの方が優秀に感じました。
電池式なので、どこにでも置けるというのも大きなメリットかもしれません。
一方で、ハブミニはただの置物になってしまうので、コンパクト性や見た目を気にするのであればハブ2かなと思います。
照度センサーの使い勝手が難しい
ハブ2は赤外線で動作する家電が多い部屋に置くもの。
大抵、そんな部屋は人がいれば明るいですし、昼でもカーテンを閉めていれば暗くなります。
そのため、一概に「夜になったら〇〇する」「部屋の照度で外出を判断して〇〇する」などを行うのは難しいと感じています。
例えば、照度センサーを廊下に置いて、廊下が暗ければ、人が通ったら自動で電気をつける…のような使い方が考えられます。
ただ、ハブ2の置き場所を考えたときに、照度センサーの使い勝手が難しいと考えています。
明確な使い道がある人はSwitchBot ハブ2推奨です!
- カーテン→カーテン第3世代専用 ソーラーパネルの照度センサーが使える
- その他→SwitchBot 人感センサーの照度センサーが使える
【最終結論】基本的にハブミニで良いと思う
ハブミニとハブ2のどちらを買うべきか?についてですが、結論は以下の通りです。
私はハブ2を購入しましたが、既に温湿度計プラスも所持していたので、結局ハブミニでも変わらない使い方をしてしまっています。
引っ越しとかして状況が変わればまた変わるかもですが。
ハブをSwitchBot製品の連携のために購入するのであれば、ハブミニでも問題ないと思います。
一方で、温度による操作を1つの機器だけでコンパクトに行いたいのであればハブ2が魅力的になります。
ただ、多くの人はハブミニ(+温度制御したいなら温湿度計プラス)で十分なのではないかなと。
本記事を参考にして、スマートホーム化を進めてもらえると嬉しいです!