スマートホーム製品として有名なSwitchBot。
しかし、Amazonの商品説明欄にも「ハブ必要」と書かれているものが多いです。
「不安だしハブを買うかー」と思っても、ハブの高さになかなか手が出ません。
しかし、ハブがない場合、一切使えないのか?と言われると、そうではありません。
本記事では、主なSwitchBot製品について、「ハブがないとどうなるのか」について書いていきます。
この記事の目次
- まずはSwitchBotのハブの役割を確認しておこう
- SwitchBot スイッチボットはハブ無しだとどうなる?
- SwitchBot カーテンはハブ無しだとどうなる?
- SwitchBot学習リモコンはハブ無しだとどうなる?
- SwitchBot スマート電球はハブ無しだとどうなる?
- SwitchBot スマートロックはハブ無しだとどうなる?
- SwitchBot 開閉センサー・人感センサーはハブ無しだとどうなる?
- SwitchBot 温湿度計はハブ無しだとどうなる?
- SwitchBot スマートプラグはハブ無しだとどうなる?
- SwitchBot スマートカメラはハブ無しだとどうなる?
- SwitchBotハブが必要かどうかは用途次第
まずはSwitchBotのハブの役割を確認しておこう
理解をスムーズにするために、そもそもハブの役割を確認しておきましょう。
- スマートリモコンとしての機能
家にあるリモコンを登録して、1つに集約できる - SwitchBotシリーズ製品と連携させる橋渡しの機能
- アレクサなど、スマートスピーカーと連携する橋渡しの機能
ハブミニは上記の機能しかありませんが、ハブ2には温湿度計や照度計、スマートボタン機能が付いているので連携の拡張性が高いです。
できることの詳細や違いを含めて、以下の記事でレビューしています!
さて、ハブが必要かどうか?で考える上で重要になるのは、SwitchBotシリーズ製品との連携機能になります。
そもそも、SwitchBot製品は(一部製品を除いて)Wi-Fiに接続することができません。
Wi-Fiに接続できないとどうなるかというと、
- 外出先でSwitchBot製品に接続できないため、外出先からの遠隔操作ができない
- スマホに通知を送れない(Bluetooth範囲内でも)
- シーンやオートメーション設定ができない(条件Aで製品B・製品Cを一括で動かす等は不可能)
- アレクサなどのスマートスピーカー→製品Aの連携をしようにも、通信の橋渡しがないため連携できない
- 製品A→製品Bの連携をしようにも、通信の橋渡しがないため連携できない
ということになります。
最後の2点については分かりづらいので以下の図の通り。
もちろん、リモートボタンなど、Bluetooth接続での相互連携に特化した製品はあるものの、できることはON/OFF程度。
じゃぁハブ無しで使えないのか?と言われるとそうではありません。
Bluetooth接続は可能なので、スマホと接続して使用は可能です。
なんなら自宅にWi-Fiがないという人でも機能制限はあるものの使用可能です。
ただ、基本的にスマホとSwitchBot製品がBluetooth接続範囲内にいる必要がありますので、外出先での操作は不可能です。
とはいえ、製品によってどの程度制限されるか分かりづらいため、主な製品でハブがないとどうなるかを製品ごとに1つずつ見ていきましょう。
SwitchBot スイッチボットはハブ無しだとどうなる?
スマートホーム化を考える上で、最初に手を入れるであろう照明回り。
スイッチボットは、いわゆる「指ロボット」です。
我が家でも、「ここに電気のスイッチがあれば便利なのに!」という所で使用しています。
- アレクサなどを使用した音声での動作は不可能
- 外出先(Bluetooth範囲外)での操作は不可
- Bluetooth接続して、スマホアプリから遠隔操作は可能
- 別売のリモートボタンを購入し、そのスイッチから操作可能
(スイッチボットとリモートボタンの距離はBluetooth接続範囲であることが条件) - ウィジェットでの操作は不可能(そもそもウィジェットの設置ができない)
ハブ無しでは音声での動作は不可ですが、SwitchBotアプリからやリモートボタンを購入すれば(Bluetooth接続範囲内で)普通に使えます。
寝室の照明で使うにしても、リモートボタンが枕元にあるといちいちアプリを開かなくていいので便利です!
また意外な点として、ハブがないとウィジェットとしてスマホのホーム画面にそもそも置けないのはちょっと不便です。
詳細は、以下の記事で実際に使っている場面を見れば想像しやすいかもしれません!
SwitchBot カーテンはハブ無しだとどうなる?
SwitchBotカーテンは、カーテンの開け閉めを自動化してくれるものになります。
- アレクサなど、音声による開け閉めは不可能
- 外出先からの操作は不可能
ただ、スケジュールの登録は可能なので、ルーティン化する場合はハブなしでも十分使えそうです。
問題があればアプリから直接カーテンの開け閉めは可能ですし、リモートボタンによる開け閉めも可能です。
そのため、ハブがなくても使用に問題はないかなと思います。
実際の使用シーンは以下の記事にて紹介しています!
SwitchBot学習リモコンはハブ無しだとどうなる?
SwitchBot学習リモコンは、あらゆるリモコンをこれ1つに集約でき、SwitchBot製品などをリモコン制御できるものになります。
- SwitchBotのデータベースにないリモコンは登録不可能
- SwitchBotのデータベースにあるリモコンも、一部ボタンは登録不可能な場合がある
- シーンをリモコン制御することは不可能(そもそもシーン設定自体ハブがないと不可能)
SwitchBotのデータベースにない品番は登録できないため、学習リモコンに登録することができません。
また、私の場合はデータベースにあったものの、テレビの「番組表」「dボタン」あたりは使えませんでした。
ハブを活用すれば、ハブに1ボタンずつ赤外線を当てて学習→それを学習リモコンに同期という形で全て解決します。
我が家の場合はハブなしではリモコンを1つに集約できませんでした。
照明やSwitchBot製品だけならまだしも、TVを動かしたいならせめて安い方のハブミニは必要になるかと思います。
詳細は以下の記事で解説しています!
SwitchBot スマート電球はハブ無しだとどうなる?
こちらの商品は、ハブなしでもWi-Fi(2.4GHzのみ対応)と繋げることができます。
Wi-Fiへの接続モジュールが内蔵されているから、ハブなしでもOKということ。
別途、Bluetoothでも繋げるので、アプリからの操作も可能です。
もちろん、Wi-Fiと繋げられるので、外出先からでも操作可能・アレクサなどの音声でのコントロールも可能です。
特に困ることはないが、SwitchBotの一部他製品との連携ができない。
とはいえ、スマートホームを始めよう!という方にとっては単品だけで済むのでありがたい話ですね。
以下のシーリングライトについても、「Wi-Fi接続モジュールが内蔵されている照明」なので、考え方は全く同じです。
SwitchBot スマートロックはハブ無しだとどうなる?
スマートロックは、家の鍵を自動化したり、キーレス化できる製品になっています。
- 外出先からの操作は不可(友人のために開けるなど)
- Bluetooth接続範囲内にて、スマホアプリでの開錠は可能
- 他製品と組み合わせ、パスワードや指紋、カードキーでの開錠は可能
- 手が離せないとき、アレクサなど音声を使っての開錠は不可
- 「鍵が開いたら電気をつける」などの、他製品との連携は不可
- 低バッテリー時の通知は来ない(ただ本体ランプの色で判別は可能)
個人的には、ハブがあろうがなかろうが、締め出し回避のためにキーパッドまたは指紋認証パッドをセット購入するのをオススメします。
本記事で紹介している商品リンクは、指紋認証パッドとのセットになっています。
スマートロックに関しては、ハブがなくても基本的に多くの人がスマートロックに求めることの実現は可能かなと思います。
SwitchBot 開閉センサー・人感センサーはハブ無しだとどうなる?
続いてセンサー系。
「センサーが反応したら電気をつける」のような使い方が一般的かと思います。
- Bluetooth接続状態で、履歴を見ることは可能
- Bluetooth接続状態だとしても、スマホへ通知は来ない
- センサーの状態が変化しても、Bluetooth範囲外の他製品とは連携できない
- センサーの状態が変化して設定できるオートメーションは2つのみ
ON/OFFの2つを設定することがほとんどなので、1商品としか連携できないと考えてよさそう
Bluetooth範囲内の製品であれば、以下のような設定ができます。
ただ、「センサーが反応したらスマホへ通知」というような使い方は(Bluetooth接続状態でも)できません。
「Bluetooth接続状態で履歴をみて、その日センサーが反応したかどうかを確認する」のような使い方は可能です。
以下の記事で、実際に活用しています。
SwitchBot 温湿度計はハブ無しだとどうなる?
SwitchBot 温湿度計はハブなしで使うと以下のようになります。(3種類あるけど、どれも同じ)
- 防水温湿度計以外、現在の温度と湿度は液晶画面で確認可能
- Bluetooth接続状態なら、いずれの商品もアプリから現在の温度・湿度の確認可能(外出時は不可)
- 過去の温度や湿度は、一定期間までならアプリから読み込み可能(古いものは自動削除)
- 温度が〇度以上で通知などは不可能
- 温度が〇度以上になったら〇〇なども不可能
- アレクサなどに温度を聞いて答えてもらうことも不可能
- ウィジェットとしてスマホのホーム画面に置けない
温度計として確認する用に使うのであればセンサーの精度もよく、ハブなしでも使える商品かなと思います。
実際に温湿度計としてリビングにて使用しています。
温度によってエアコンを操作したり、サーキュレーターを操作したりしたい場合は、温湿度計は購入せず、ハブ2だけを購入するのがオススメです。
ハブミニの機能に「温湿度計」「タッチスイッチ」を加えたものがハブ2という感じです。
モデルごとの違いや、活用アイデアを含めて、以下の記事でレビューしています!
SwitchBot スマートプラグはハブ無しだとどうなる?
スマートプラグ本体にWi-Fi接続機能が備わっているので、ハブなしでも外出先から操作可能です。
特に困ることはないが、SwitchBotの他製品との連携ができない。
例えば、「気温が〇度以上になったらスマートプラグを通電してサーキュレーターをON」などはハブが必須となります。
まぁこれは、スマートプラグ自体に必要というか、温湿度計側に必要という感じですが。
詳細なレビューは以下の記事を参考にしてください。
SwitchBot スマートカメラはハブ無しだとどうなる?
スマートカメラは、単体でWi-Fi接続が可能となっています。(カメラ系製品はどれも同じ)
そのため、ハブなしでも基本的に使えます。
SDカードをセットできるので、常時もしくは動体検出ごとに録画データの保存が可能です。
- Echo Showで映像を確認・双方向の通話は不可能
SwitchBotアプリを使っての双方向の通話や、映像確認はできるので問題ないかなと思います。
SwitchBotハブが必要かどうかは用途次第
ということで、Switchbotハブが必要かどうか分かりづらいなと感じたのでまとめてみました。
ざっとまとめると、以下のようになるかと思います。
- ハブがなくても、Bluetooth範囲内ならアプリ経由で使える
- ハブがなくても、Wi-Fi接続機能が備わっている商品はハブありの状態の感覚で使える
- ハブがないと、Switchbot製品同士の連携は一部商品を除いて不可能
- ハブがないと、アレクサなどでの音声操作は不可能
今後新商品が出たり、本記事に書かれていない製品についても上記は当てはまると思っていいでしょう。
つまり商品によって必須度が異なりますし、外出先からの確認が必須かどうかによっても必須度は変わってきます。
本記事を参考に、ハブの購入や、Switchbot製品の購入を考えてみてもらえたらと思います!
これからスマートホーム化を進めたい!けど分からん!という人は以下の記事も参考にしてください。
ハブが必要な方は、セット商品を探すと安く購入できるので公式サイトやAmazonなどで調べてみてください!