寝室のカーテンの開け閉めがめんどくさい。
閉め切っていたら朝起きられないし、カビ生えそうだし、開けっ放しは防犯や節電的にもよろしくないし…。
そんな悩みを解消すべく、自動でカーテンを開閉するSwitchBotカーテン(第三世代)を設置しました。
高くない?と思っていたものの、実際に使ってみると、カーテンを完全自動化できて朝スッキリ目覚められるのなら買いだな…と感じてしまいました。
こんにちわ。maipyon(@maipyon8)です。
変な話ですが、快眠グッズと言ってもいいのでは?と思いました。
今回は、1台で両開きカーテンに使用してみましたのでレビューと共に紹介していきます!
SwitchBotカーテン3で何ができるのか?
SwitchBotカーテンはいわゆるカーテンを開閉するロボ。
気になるのは、どうやって開閉できるのか?という部分かと思います。
SwitchBotハブがあればできることも増えるので、以下の表にまとめました。
ハブとの連携なし | ハブとの連携あり | |
---|---|---|
アプリから開閉 | ||
遅延実行 (〇分後に開閉) | ||
タッチ&ゴー (軽く引っ張って開閉) | ||
スケジュール実行 | ||
音声による開閉 | ||
温度による開閉 | ||
照度による開閉 |
他にも、リモートボタンという商品があれば、このボタンを使っても開閉可能です。
他製品がなくとも、SwitchBotカーテン3だけあればスケジュールによる定刻での自動開閉が可能なので、ハブなしでも十分に使えます。
また、照度についてはハブ2にも照度計はついていますが、ハブ2の設置場所の照度での制御になるので、窓際の照度を常に図りつつ充電できるソーラーパネルを推奨します。
SwitchBotカーテン3の外観・仕様
同梱物が結構多いですが、使用したものだけ太字にしています。
- カーテン3本体
- フック
- マグネット(位置決めに使用)
- クリーニングティッシュ
- 充電用USB-C to USB-Aケーブル(2m)
- フック取付用ロール
- ロール装着補助パーツ
- ロールアタッチメント
- リセットピン
- 取扱説明書
本体は以下の通りで、意外と大きめです。
左右のフックはつまみを押し込んで取り外しが可能となっています。
底面には充電用のポート(Type-C)があり、フル充電で最大8ヵ月使用できます。
付属のケーブルが2mと長いので、カーテンにつけっぱなしでも充電できるかと思います。
以下の中央の灰色のロール部分が回転することで、カーテンの自動開閉が行われます。
SwitchBot カーテン 第3世代 | |
---|---|
サイズ | 42mm×51mm×173mm |
重量 | 280g |
カラー | ホワイト |
スケジュール | 最大5つ設定可能 SwitchBotハブと併用すれば制限なし |
バッテリー性能 | 満充電状態で最大8カ月利用可能。 専用のソーラーパネ ルを併用で、太陽光充電が可能 |
通信方法 | Bluetooth 5.0 Long Range |
パワー | 最大16kgまで制御可能 |
最大走行距離 | 3m |
運転音 | QuietDriftモードなら25dB以下 |
製品保証 | 1年間 |
価格 | Amazonで確認 |
SwitchBotカーテン3は両開き・片開きでも使える【設置方法】
設置方法は簡単で、カーテンレールに左右の部品を入れ込むだけ。
このように、配線や工事も不要なので、簡単にとりつけられます。
市販の約99%のカーテンレールに対応しているということで、設置に関しては不安がらなくても良さそう。
我が家のカーテンレールは、初期状態だと入らなかったので、パーツを取り替えました。
ロールアタッチメントまたはフック取付用ロールがあれば、ほとんどのカーテンには取り付け可能です。
気を付ける部分としては、カーテンレールと壁までの距離かなと思います。
奥行サイズの42mmの半分の、約21mm分は余裕がないとレールに取り付けたときに壁に引っかかりますので注意。
また、U型レール・ポールタイプレール・I型レールで購入すべき商品種類が違うので、そこだけ間違えなければ大丈夫かなと思います。(大抵はU型レール)
あとは説明書やアプリの指示に従うだけで特に問題はありませんでした!
SwitchBotカーテン3を1台で両開きカーテンにも使える
1台の場合でも、両開きのカーテンに対応できます。
カーテンの中央はたいていマグネットで繋がっているので、左端か右端を外して設置すればOK
マグネットが無かったり、隙間が気になる人は、中央だけ掛け違えたら問題ありません。
気を付けるべき点として、パワー(推進力)が16kgとなっているので、繋げてカーテンが重くなりすぎると制御できなくなります。
といっても、ニトリの遮光1級カーテン(遮光のため生地が分厚いタイプ)の最大サイズ(200cm × 260cm)が1枚で約2.07kgなので、大抵の場合は余裕かと。
SwitchBotカーテン3を2台で両開きカーテンに使える
カーテンを左右に開けたい場合は、SwitchBotカーテン3も2台購入する必要があります。
SwitchBot公式サイトにのみセット商品があるので、そちらを購入したほうが安いです。
Amazonには2個セット+ハブなど、3商品でのセットしか見当たりませんでした。
ちなみにアプリ上で2台をグループ化して1つのカーテンとして使うので、2台別々で操作する必要はないので便利。
SwitchBotカーテン3を実際に使ってみての感想
SwitchBotカーテン3を実際に使ってみて気づいたメリットを紹介します。
基本的にスケジュール設定でOK!シンプルで分かりやすい
他製品と組み合わせることで色々な連携ができるようになりますが、とりあえず基本は単品でスケジュール設定しておけばOKなのは良い点だなと思いました。
18時頃に閉めて、朝起きる30分前くらいに開けるようにしておけば目覚めもバッチリ。
我が家で設置したカーテンは2Fだし覗けるような場所もないので、めんどくさくてカーテンを開けっぱなしで寝ることも多いのですが、100%安全かといわれると微妙です。
また、一番気になっていたのは節電で、カーテンを閉めていたほうが窓から逃げる熱も減ってエアコン効率も上がります。
だからといって、閉めっぱなしは朝起きにくいし、カビとかも怖いです。
これらが一気に解消されたので買ってよかったなと感じました。
たかがカーテンに…と思っていたのですが、毎日のめんどくさいが完全解決する素晴らしさを見くびっていました。
SwitchBotカーテン3で快適な目覚めに
太陽の光があればそれが起きる合図になり、起きやすいんですよね。
光目覚まし時計という、じわじわと光って起きやすくする目覚ましが売られているほどで、実際に使用していました。
光目覚まし時計も4000円程と高いのですが、不規則な生活でない限りはカーテン操作でやったほうが一石二鳥じゃないか?と感じました。
真っ暗な部屋で起きるよりも、カーテンの空いた部屋の方が朝の「急に起こされた感」が少なくなるのを感じます。
また、寝る際はカーテンを閉め切って真っ暗な部屋で寝たほうが深い睡眠になります。
この2つの効果を自動で得られるので、「これ実は快眠グッズなのでは?」と感じたほどです。
とはいえ、太陽の光だけで起きるのは私は無理なのでアラームを使いますが、それでも起きやすさが向上したのを実感できました。
高いと思っていましたが、睡眠の質が向上するとなれば話はまた別ですね。絶対快眠したいので。
SwitchBotカーテン3は静音性も抜群
QuietDritfというモードをONにしておけば、静音でゆっくり開閉ができます。
その音は25dB以下。ささやき声が35dBなので、それより静かという。
上記がQuietDrift時の動画ですが、ほぼ無音かと。
グルグル…みたいな音がカーテンの動作音ですね。
普通に外のセミの鳴き声の方がうるさい。
寝ている時に動作するようにしてみましたが、全く気付きませんでした。
第二世代まではQuietDrift機能がないので動作音が大きく、その音で目が覚めてしまうというレビューをよく見かけましたが、ほぼ無音と思っていいですね。
ちなみに、動作モードは「通常」「静音」「QuietDrift」の3種類。
我が家では、スピードや消費電力を考慮して、夜閉める時は通常モード、早朝開けるときはQuietDriftモードにしています。
スケジュールでそれぞれモード指定できるのも便利。
カーテン周りにモノがあっても大丈夫
カーテン周りにモノがあっても、人が開け閉めするスペースを考えなくて良くなったのは良い点。
環境によると思いますが、寝室のカーテンはベッドに上がらないと開閉できない配置になっている家もあると思います。
そういう場合、たとえ任意のタイミングで開閉したい場合でも、スマホからBluetooth接続で開閉したほうが楽です。
ちなみに、「〇%開ける」「〇%閉める」ということもできるので、細かい調節も可能です。
SwitchBotカーテン3の気になった点
次に、SwitchBotカーテン3の気になった点を紹介していきます。
1台で両開きカーテンに使うと、見た目が変になる
1台で両開きタイプのカーテンに使用しましたが、全開時・全閉時が以下の通り。
動作自体は問題なく、開けれる所まで開けてくれますし、ちゃんと閉めてくれます。
ただ、カーテン2枚をまとめると単純に分厚いので、結構な幅で端に常駐することになります。
これはカーテンの気になった点というより、大きめの窓で使用する際には避けて通れないことではあると思います。
寝室なので別に気にしませんが、リビングなど見た目を気にする場所では素直に2台購入したほうがいいかもしれません。
タッチ&ゴーが使いにくい
カーテンレールにもよると思いますが、タッチ&ゴーが結構固くて使いにくいなと感じました。
タッチ&ゴーはちょっと引っ張れば進んでくれる機能なのですが、SwitchBotカーテン3自体のローラーをちょっと動かす力が必要になります。
カーテンの下の方を引っ張っても上手く力が伝わらないなどして、使いづらいなと感じました。
小さな力で動かないのはレール上を滑りにくいとか、ズレにくいなどのメリットはあるのも事実です。
タッチ&ゴーでやるよりは、アプリや音声から操作したほうが楽だなと感じました。
SwitchBot製品と連携も可能【連携例を紹介】
他商品と組み合わせることで、より便利になるので最後にサクッと紹介します。
以下で紹介するような連携をするためには、最低限ハブ(ハブミニ or ハブ2)とWi-Fi環境が必要なのと、ハブが接続できる範囲にそれぞれのデバイスを置く必要があります。
- SwitchBotハブ2で計測している温度が一定以上になったら開閉
- SwitchBotスマートロックが閉まったらカーテンも閉める
- ソーラーパネルの照度計と組み合わせて、明るいときだけ開ける
- プロジェクターの電源ONでカーテンを閉める。プロジェクターの電源ONはSwitchBotプラグミニの消費電力で感知
- ハブに設定したシーンを活用して「いってきます」の音声(アレクサなど必要)で照明OFF + カーテンを閉める
アイデア次第で色々できますので、カーテンに関わるちょっとした悩みがある人は組み合わせて自動化すると一気に便利になります。
SwitchBotカーテン3は値段以上に楽になるアイテムだった
SwitchBotカーテン3を購入する前はカーテンにこの値段かぁ…と思っていたのですが、買って正解でした。
まさか、睡眠環境が良くなるとは思いませんでした。
それだけでなく、カーテンの開け閉めという小さなタスクから完全開放され、世の中からまた1つ「めんどくさい」が無くなったのが良かったです。
悩みどころは「値段」くらいだとは思うので、この記事を読んで「ええやん」と思った方は是非手に取ってみてください。