スマートホーム化には、必需品がいくつかあり、正直情報がごちゃごちゃしていて分かりづらいです。
多くの記事では、Wi-Fi、ハブ、専用のデバイス、スマホ、スマートスピーカーのように、必須商品が多く書かれていて、正直ハードルが高いと思うのも無理もありません。
しかし、本当に最低限必要なものは、専用のデバイスと、スマホだけな場合もあります。
本記事では、スマートホーム化をしたい気持ちはあるけど、なんだか難しそうで手が出ていない人向けに、「スマートホーム化を始めるならここから」という部分を紹介します。
活用事例と、最低限必要なものを併せて紹介しますので、記事の通りに購入するだけでスマートホーム化を始めることが可能です!
おすすめの第一歩と、必要なものが少ない活用例の2パターンを紹介します!
もちろん賃貸でも可能ですのでご安心を!(私も賃貸です)
スマートホームでできることを実例と共に紹介
スマートホーム化についてピンと来ていない方に、「例えばどんなことができるのか」というのを紹介していきます。
照明のスマート化
照明をスマート化することにより、以下のような方法で照明のON/OFFが可能になります。
- スマホからON/OFF
- スマートスピーカーと連携して、音声でON/OFF
- 別売のスイッチからON/OFF
- 扉を開けたらON
- 人が通ったらON
などなど…
玄関周りや、寝室の電気に活用すれば便利になること間違いなしです。
なお、スマートスピーカーはアレクサなどが有名で、最初の1台におすすめなのが以下の商品。
商品説明として「最初の1台に」と書かれていますし、アレクサの中では最安値のデバイスです。
外出先から家電を操作
外出先から家電を操作することができるようになります。
自宅につく前に、スマホアプリからエアコンを付けたり、照明を付けたりすることができます。
特に役立つのが猛暑日で、家に付く10分ほど前にエアコンのスイッチを入れておくだけでも全然違います。
他にもアイデア次第で日常の困ったを解決できる
ここで挙げた例は、分かりやすい例で、アイデア次第で他にも沢山活用方法があります。
外出を感知してロボット掃除機を動かすとか、温度に応じてサーキュレーターをON/OFFするなどの連携技も可能です。
スマートホーム化を始めたいという方は、複数製品の連携が必要な難しい部分からではなく、必要なものが少なく、値段もかからない所から始めるのがオススメです。
今ではアイデアも思いつきますが、最初はどういう仕組みで連携させるべきか(何が必要なのか)全く分からずに、 スマートホーム化を諦めていました。
スマートホームを始め方!初心者にもオススメな第一歩を紹介
スマートホームを始めるにあたって、一番最初に取り組むべきは「照明のスマート化」ではないかと思います。
使用頻度も毎日と高く、かつ分かりやすいためです。
特に寝る前の照明のOFFは本当に役に立ちます!あれが一番億劫ですからね…。
といっても、照明をスマート化する方法はいくつかあります。
- スイッチ自体を機械に押させる方法
- 電球自体をスマート化する方法
- 照明のリモコンをスマート化する方法
簡単な順から解説していきます。
スマホから照明のスイッチを機械に押させる方法
まずは、スマホから照明をON/OFFする方法から。
- スマホ(SwitchBotアプリ)
- スイッチボット(指ロボット)
必要なものはこれだけで、Wi-Fiさえも不要です。
その分、これだけでは「音声ではON/OFF不可能」「外出先からのON/OFF不可能」となっています。
仕組みは簡単で、スマホとBluetooth接続したスイッチボットに照明のスイッチを押させるだけ。
以下のようなタイプのスイッチにも対応しています。
スマホアプリから動かすだけなので、主に寝る前に使用するのにピッタリ。
「誰が照明を消すか」で揉めた経験がある人には本当にオススメ!
我が家では、「ここに照明のスイッチがあればいいのに…」という悩みを解決するためにも使用しています。
電球自体をスマート化する方法
電球自体がスマート化されている商品もあります。
- スマホ(SwitchBotアプリ)
- スイッチボットLED電球
最低限、上記の商品があればBluetooth接続範囲内にて、スマホからON/OFFが可能になります。
追加でWi-Fi環境およびスマートスピーカー(アレクサなど)があれば、音声で照明をON/OFFすることが可能になりますし、外出先からでも照明のON/OFFをすることが可能です。
注意点として、E26口径しかないので、形状が合致するか事前に調べる必要があります。
E17口径でも使用する方法もありますので、以下の記事を参考にしてください。
追加でSwitchBot 人感センサーも買えば、人が通ったら電球をONということも可能です。
センサーと電球はBluetooth通信で連携するので、その他に追加で必要なものはありません!
また、同様の商品としてSwitchBotシーリングライトもあります。
普通のシーリングライトとあまり変わらない値段なので結構お得。
電球・シーリングライト自体にWi-Fi接続モジュールが搭載されているので、単品でWi-Fi接続が可能です。
商品購入後、アプリに登録してペアリングをする際にWi-Fiの設定が必要になります。
Wi-Fiがない場合、スマホのテザリングを使用してペアリングをします。
ペアリング完了後は、テザリングを切っても問題なく(Wi-Fiなしでも問題なく)、Bluetooth接続範囲内であればBluetooth通信にて制御が可能です。
照明のリモコンをスマート化する方法
次に、照明のリモコンをスマート化する方法です。
リモコンがないタイプの照明は不可能ですので、ご注意ください。
- スマホ(SwitchBotアプリ)
- Wi-Fi環境
- SwitchBot ハブミニ
SwitchBotハブは、赤外線を登録して、スマホや音声で赤外線を出せるようにするもの。
つまり、これに照明のリモコンの赤外線を登録すれば、ハブから赤外線が出るようになります。
スマホから(外出先からでも)家電を操作できるようになりますし、スマートスピーカー(アレクサなど)があれば、音声での操作も可能です。
SwitchBotハブには「ハブミニ」と「ハブ2」があり、ハブ2には温湿度センサーがあるなどして高価にはなりますが、気温によってエアコンの操作をしたい場合などに便利です。
詳細な違いや、レビューは以下の記事でしています。
寝る前に照明を音声で消せると本当に楽です!
音声で照明のスイッチを機械に押させる方法
最後に、合わせ技として音声でスイッチを押させる方法を紹介します。
その分ちょっととっつきにくいので、正直初心者向けではありません。
既に説明した「スマホで照明のスイッチを機械に押させる方法」を、音声でも行う方法です。
こちらの方法は、リモコンさえない照明や、1スイッチで複数個所の照明がつくような場所にオススメです。
- スマホ(SwitchBotアプリ)
- Wi-Fi環境
- スイッチボット(指ロボット)
- SwitchBot ハブミニ
- スマートスピーカー(アレクサなど)
多くの商品が必要となり、正直結構なお値段になります。
SwitchBotのボットとSwitchBotハブを連携させることで、初めて音声操作が可能となります。
SwitchBotのボットにWi-Fi接続モジュールがないので、ハブと連携する必要があるのです…。
この方法であれば、あらゆる場所やケースに対応できるはず。
スマートホーム初心者にもオススメの必要なものが少ない活用例
照明のスマート化について解説しましたが、他にも必要なモノが少ない初心者向けのスマートホーム化について解説します。
外出先からエアコン・暖房をON
- スマホ(SwitchBotアプリ)
- Wi-Fi環境
- SwitchBot ハブ2
SwitchBotハブは赤外線を登録し、出せるようになる機器です。
照明だけでなく、赤外線通信をしているテレビ、エアコン、扇風機など、多くの家電が対象となっています。
外出先からも操作可能となっているので、家に帰る前にエアコンや照明をつけることも可能です。
ハブミニではなく、温度も計測しつつ、温度によって付けたり消したりができるSwitchBot ハブ2の方をオススメします。
自宅にWi-Fi環境がある方なら、ハブを購入するだけなので手軽です。
外出先からや、音声でコンセントをON・OFF
- スマホ(SwitchBotアプリ)
- Wi-Fi環境
- スマートスピーカー(アレクサなど)
- SwitchBot プラグミニ
SwitchBotプラグミニは、コンセントに接続して、通電・節電を管理するアイテム。
通電すればすぐ動くような間接照明や、サーキュレーターなどに活用できます。
ON・OFFについては、コンセントの抜き差しだけで動作する商品にしか使えません。
プラグミニにはWi-Fi接続モジュールがあるため、これ1つで音声操作にも対応できますし、外出先からの制御も可能です。
詳しくは以下の記事でレビューしています!
カーテンをスケジュールで開け閉め
- スマホ(SwitchBotアプリ)
- SwitchBot カーテン
SwitchBotカーテンは、スケジュール設定をすることで〇時に開けて〇時に閉めるという事が可能です。
両開きに対応するには、2つ必要になりますが、結構高いので片開きにするのもアリです。
2枚のカーテンを真ん中で掛け違えさせて1枚のカーテンとみなして設置すればOK。
単体だけでは音声での操作は不可能ですが、スケジュールによって自動になるだけで朝の起きやすさも変わります。
詳細は以下のレビュー記事を参考にしてください。
防犯対策として導入する人も多いです。
スマートホーム化に関するQ&A
スマートホーム化に関するよくあるQ&Aを紹介します。
スマートホーム化の設定は難しい?
スマートホームデバイスのアプリは各社が出していますが、私が愛用している「SwitchBotアプリ」に関しては難しいことはありません。
使用ユーザーが多く、設定方法についてはかなり詳しく解説されているサイトが多くあります。
公式サイトでも細かいところが解説されているので、困ったことはありません。
基本的にアプリの指示に従うだけで初期設定は完了しますし、設定が難しいというデメリットは聞いたことがありません。
どの会社のスマートホームデバイスがおすすめ?
スマートホームデバイスは、多くの会社から出ています。
有名どころだと、SwitchBotやNatureやPhilipsなど。
どうしても、同じ会社で発売されている商品を集めてスマートホーム化をした方が連携しやすく便利です。
個人的には、SwitchBot製品であれば、新商品も続々と発売されていますし、商品種類が多く、その分「日常の困った事を解決しやすい」と考えています。
本記事で紹介した通り、「照明をつける」を何通りもの方法で実現可能なのはSwitchBotかなと思います。
ハブが必要な場合と不要な場合の違いは?
「ハブ、高くない?」というのが本音だと思います。
とりあえずハブは買わずにスタートして、「困ったら買う」 or 「やりたいことに必須なら買う」という順番でもいいと思います。
一言でいえば、「Wi-Fi接続モジュールがない商品で、Bluetooth範囲外からやインターネットを介して(≒スマートスピーカーを介して)操作したいならハブが必要」という感じです。
この辺りは製品によるので、以下の記事でまとめています。
最初はハブなしで、スマホやリモートボタンを使って動作させていました。
セキュリティは何に気を付ければいい?
スマートホーム化で気になるのはセキュリティ。
気を付けるべき点としては
- アプリのアカウントのパスワードを強固なものにする
- Wi-Fiの接続パスワードを強固なものにする
- 他人に操作されないかを考える
かなと思います。
最後については、家の外からアレクサに大声で話しかけられて鍵を開けられるみたいなことが起こらないとも言えません。
そもそもスマートロックはハブに繋がずに、音声での動作を不可能にするなどの対策はとれますので、気にしておきましょう。
スマートホームは簡単な所から始めてステップアップがオススメ
初心者向けに、スマートホームを始めるならどこからやるべきか?を解説していきました。
私自身、スマートホーム化は最初は訳が分かりませんでした。
しかし、必要なものが少なくても可能なやり方から始めて、段々と商品をそろえてステップアップしていきました。
そうすると、理解もしやすくなりましたし、「こんなこともできるな」というアイデアも生まれ、何が必要になるかもすぐに分かるようになりました。
過去の私と同じように、「とりあえず、便利になるらしいから興味はあるけど何から始めたらいいんだろう」という方に参考になれば嬉しいです!
各商品のレビューは「スマートホームカテゴリ」からチェックしてください!